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Linuxサーバーのセキュリティ向上のためのテキスト、PDF/EPUBで配信

Linuxセキュリティの基礎を学べる教科書、LPIが無料配布

2013年10月02日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 オープンソースソフトウェア(OSS)/Linux技術者認定機関のNPO法人、エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は10月1日、技術者育成および教育のための教材「Linuxセキュリティ標準教科書(Ver1.0.0)」を公開した。PDF版、EPUB版はWebサイトから無料でダウンロードできる。

 Linuxセキュリティ標準教科書は、Linuxにおけるセキュリティを学習/再認識するために最低限必要となる知識が体系的にまとめられたテキスト。PDF版は179ページあり、CentOSをベースとして、Linuxサーバーのセキュリティ基本チェックからiptables、SELinux、ACL、OpenSSHなどのツールの利用法、改ざん/侵入検知、脆弱性チェックなどのノウハウを解説している。セキュアなシステム設計やサーバー構築のスキルを認定する「LPICレベル3 303試験(LPI - 303 Security Exam)」の教育/学習にも活用できる。

 LPI-Japanではこれまで「Linux標準教科書」「Linuxサーバー構築標準教科書」「高信頼システム構築標準教科書」「オープンソースデータベース標準教科書」を公開している。これらの教材はいずれもクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示、改変禁止、非営利)に基づき公開されており、技術者の独習や非営利目的の企業研修などに利用できる。またLPIの許諾を受ければ、営利目的の研修やセミナーでも利用可能。

 今回無料で公開されたPDF版、EPUB版のほか、有料で製本版、Kindle版も提供する予定。

 また、これまで公開している教科書と同様に、最新の技術動向に対応するため、テキストの内容はWikiサイトでの議論を通じて随時アップデートを行っていくとしている。

Linuxセキュリティ標準教科書

目次(一部)

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