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T教授の「戦略的衝動買い」 第263回

片手に収まる電子メモ「Boogie Board JOT4.5」を衝動買い

2013年10月02日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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スタイラスの取り外し時に注意が必要

スタイラスをJOT4.5のコーナー穴に指すことでスタンド的にも使える

スタイラスをJOT4.5のコーナーの穴に差すことでスタンド的にも使える

 JOT4.5も、先に発売された兄貴分の「JOT8.5」と同様に、本体にスタイラスを通すことでスタンド的に設置することが可能だ。オフィスのデスクトップなどに“本日のTo Do”や“絶対にかけないといけない電話番号や用件”などを書いて立てかけておけば、何もしないよりははるかにマシかもしれない。

出来の悪いスタイラスの着脱機構……これは次回モデルでは改善してほしい

出来の悪いスタイラスの着脱機構……これは次回モデルでは改善してほしい

 JOT4.5の専用スタイラスは、本体がくびれたJOT4.5とデザイン的にマッチし、本体に合理的にクリップできるので一見して便利なようだが、スタイラスを持って横に広げるようにもぎ取る時にかなりの不安感をユーザーに抱かせる感触だ。

 実際に、何度か取り外しを行なった後では、本体側、スタイラス側の両方にかなりの擦れた傷が目立つ。

 モバイルPCの液晶ディスプレーの開閉感覚や、ボールペンのノック感覚、万年筆のキャップの回転感覚など、これらは道具のユーザーインターフェースの基本だ。この点においてだけ、JOT4.5は従来のすべてのBoogie Boardモデルの中で及第点には届かないだろう。

 全体的な見かけのデザイン形状にこだわるあまり、機能の目的を見失い、プロダクト責任者のチェックの目をくぐり抜けてしまった感があり極めて残念だ。

コンパクト化したことで新しい用途が生まれる

スタイラスは初代機に付属していたものがもっとも描きやすい

スタイラスは初代機に付属していたものがもっとも描きやすい

 Boogie Boardという商品は初代機が、後々登場してくるであろう改良機の90%以上を登場時にすでに実現してしまっていた類稀なる商品だ。

 それゆえ、技術的にさまざまな手を加えてたり、改善策を施しても、運が悪いと初代機よりも使用面でマイナス要素が出てきたりすることもある。

初代機の出来がよすぎるが、すべてコレクションしていないと分からない。(^_^;)

初代機の出来がよすぎるが、すべてコレクションしていないと分からない。(^_^;)

 JOT4.5は、初代機がカバーしていない“コンパクトサイズ”というところに目をつけたなかなか面白い商品だ。コンパクトなだけで携帯度は向上し、新しい使途が登場する可能性は高いだろう。

T教授

今回の衝動買い

アイテム:Boogie Board JOT4.5

価格:ヨドバシ・ドット・コムにて3480円で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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