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ゲームの秋! 昼間も夜中もPCでゲーム漬け 第2回

新生FF XIVを快適にプレイできるコスパ重視の構成を見極める

2013年10月05日 15時00分更新

文● 藤田 忠

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描画品質にこだわって
世界感を満喫!!

 新生FFXIVの描画設定は、デスクトップPC向けの“最高品質”、“高品質”、“標準品質(デスクトップPC)”とノートPC向けとなる“高品質(ノートPC)”、“標準品質(ノートPC)”まで全5種類のプリセットが用意されている。ここからは、プリセット描画設定の画質差や描画設定でフレームレートがどのくらい変わるかなどをチェックしていこう。

デスクトップ向けの3つのプリセット(左から最高、高、標準)。“標準品質”では、アンチエイリアスやSSAOなどの多くの設定が低下されている

ノートPC向けの高と、標準プリセット。“高品質(ノートPC)”はデスクトップ向けの“高品質(デスクトップPC)”と“標準品質(デスクトップPC)”の中間といった感じだ

 さっそく5つのプリセットを「リムサ・ロミンサ」で見比べてみると、やはり違いが顕著なのが“最高品質”と“標準品質”だ。

さすが”最高品質“。波や遠方のオブジェクト、影の処理も美麗で、立体感もある

“高品質(デスクトップPC)”。”最高品質“と大きな違いはなく、ライティングや影の処理もしっかりされている

“高品質(ノートPC)”。“高品質(ノートPC)”は空や波の表現が簡略化され、地面に映っている木やキャラの影の表現が変化

“標準品質(デスクトップPC)”。遠方の鳥や木などが描画されなくなり、全体的に立体感が減少。地面に映っている木、キャラの影、階段などのオブジャクト表現も荒さが目立つ

“標準品質(ノートPC)”。なお、標準品質はデスクトップPCとノートPCで、プレイヤーキャラクター以外の「揺れの表現」設定が異なるだけのため、画質に違いはない

 かなり画質がダウンする標準品質。ビデオカードの増設ができないノートPCなら残念ながら諦めるしかないが、ビデオカードを自由に選べる自作PCやBTOマシンでは、“高品質(デスクトップPC)”以上でのプレイをおすすめしたい。筆者の年齢も影響しているが、標準品質でのプレイ時は目疲れも結構した……。

“最高品質”と“高品質”を
使い分ける!

 続けては描画設定によるフレームレートの違いを、2万円アンダーのイチオシGPU「GeForce GTX 660」搭載ビデオカードを使ってチェックしよう。

 テスト環境は公式ベンチマーク計測時と同じで、ビデオカードはGPUコアクロックがターボブースト時1098MHzで動作するオーバークロック仕様のGIGABYTE「GV-N660OC-2GD/A」を追加している。

都市国家グリダニアの黒衣森。GPU負荷が高かった中央森林で、描画設定ごとのフレームレートを計測した

 フレームレートは描画オブジェクトが他のマップより多く、GPU負荷が高めな「グリダニア」の「黒衣森」で計測している。

描画設定の違いによるフレームレート(単位:fps) better→

 負荷が高めの場所のため、戦闘をしていない状態でも、“最高品質”で31fpsとギリギリのフレームレートに。このフレームレートだと、さすがに複数の敵やプレイヤーが集まってくる“Full Active Time Event(F.A.T.E.)”がスタートすると30fpsを切るシーンも見られた。

 新生FFXIVの描画設定変更は再起動など不要で行なえ、変更後のフレームレートが設定画面(システムコンフィグ)にリアルタイムで表示されるので、GPU負荷が増え、フレームレートが低下する戦闘シーンでは描画品質設定を下げるのがおすすめ。もちろん、予算に余裕があるなら、「GeForce GTX 760」などのハイミドルGPUを搭載するのもアリだ。

新生FFXIVの描画設定は簡単に変更可能。フレームレートはシステムコンフィグの右上にリアルタイムで表示される

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