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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第129回

「このうま」ツアーは新しい形となるのか

主催が一番楽しい? ニコ動バンドによる「破天荒」なライブツアーが生んだ結果

2013年09月28日 12時00分更新

文● 四本淑三

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普段やらないスタイルの旅

―― まず第1回の総括から行きましょうか。今年3月の末に、ヒトリエ、ポニー、AGOBOT、あらいやかしこで回ったわけです。

武井 そうですね。あの4バンドと一緒にツアーをして、現地のお客さんはすごくホットだった。温かく受け入れていただいたという気がします。

―― 3都市とも震災の被災地でした。

武井 津波が来たところだからどうの、という話はライブ会場の中では全然出なかったし、僕達もそういう風にしようと思っていました。お客さんからもそういうオーラは感じられなかったし、本当に普通にライブをしたということですね。おそらくいいライブができたんじゃないかなと。それに尽きると思います。バンドのメンバーも、美味しいものが食べられるという付加価値があったし。

―― バンドでバスツアーということも含めて、付加価値ありすぎでした。

武井 大部屋に泊まるツアーってあんまり無いんですね。僕らも仕事でツアーに行くと、ほとんどシングルルームが基本です。それが大部屋にみんなで泊まって、旅館の会場で朝ごはんを食べて。普通バンドマンは食べないわけです、朝ごはんなんて。僕らも前の晩にコンビニで買ったものを朝食べて、すぐに現場に入るのが普通。だから、あんまりやっていないスタイルの旅ができたかなと。

―― 全体を通して修学旅行のような雰囲気でしたよね。

武井 みんな若いしね。

2日目の宿泊地は宮古のホテル沢田屋。正しい日本の朝食

3日目の宿泊地は大船渡のオーシャンビューホテル丸森。大部屋だった

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