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ソニーが本気で参入してきたハイレゾオーディオの世界! 第2回

ハイレゾ対応ウォークマン発表!その実力を最速でチェック!

2013年09月25日 13時10分更新

文● 鳥居一豊

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ハイレゾ音源再生の実力は?
F880シリーズの実力をレビュー

付属のヘッドフォンも新型のEXヘッドフォン……ではあるが、試聴は筆者所有のヘッドフォンを使用した

付属のヘッドフォンも新型のEXヘッドフォン……ではあるが、試聴は筆者所有のヘッドフォンを使用した

 ここからは音質レビューだ。F880シリーズは解像感の高い再現が身上で、非常にきめ細やかな再現ができる音になっている。

 試聴では、まず192kHzのクラシックを再生してみたが、解像感が高くオーケストラのさまざまな楽器の音をきめ細かく描き出した。特筆したいのがDレンジの広さで、広いホールの響きまで美しく再現する。大音量となるクレッシェンドの迫力や力強さもしっかりとしており、なかなかにスケール感が雄大だ。

 96kHzの女性ボーカルは、繊細でニュアンスがたっぷりな再現。息継ぎのわずかな吐息が実に色っぽく、生々しい感触がよく出ている。

 ジャズでも、音色が正確に再現され、リズム感が豊かに再現される。欲を言えば、みっちりと音の詰まった充実度や厚みを感じさせてほしいとも思うが、そこまで求めるならばヘッドフォンアンプの併用を考えた方がいいだろう。

ソニーのハイレゾ対応ポタアン
「PHA-2」と組み合わせてみる!

実は新型ウォークマンからのデジタル転送に対応している「PHA-2」

実は新型ウォークマンからのデジタル転送に対応している「PHA-2」

 そのヘッドフォンアンプとして最適なモデルが同じくソニーが10月25日に発売を予定している「PHA-2」(予想実売価格5万5000円前後)だ。

PHA-2のデジタル入力端子。3つのUSB端子がならんでいる

PHA-2のデジタル入力端子。3つのUSB端子がならんでいる

ウォークマンとのデジタル接続専用ケーブル

ウォークマンとのデジタル接続専用ケーブル

ウォークマンとの接続はminiUSB端子で行なう

ウォークマンとの接続はminiUSB端子で行なう

 外観などについては、発売中のPHA-1と同じだが、USB端子がmicroB、miniB、A端子となり、従来通りのiPodなどとの接続だけでなく、PCなどとの接続もしやすくなっている。

 そして、当然ながらハイレゾ音源に対応し、最大192kHz/24ビットのリニアPCMだけでなく、DSD(2.8/5.6MHz)に対応している。

 今回の新型ウォークマンとのデジタル接続も可能で、専用の接続ケーブル(WMポート―microUSB B)も付属。F880シリーズやNW-ZX1とデジタル接続し、ハイレゾ音源をより高音質で楽しめる。

ウォークマンをPHA-2に接続し、同社のハイエンドヘッドフォン「MDR-1」で試聴

ウォークマンをPHA-2に接続し、同社のハイエンドヘッドフォン「MDR-1」で試聴

 こちらの音質チェックは、F880シリーズとPCで行なった。F880シリーズでは、192kHzのクラシック曲や、96kHzの女性ボーカルを聴いたが、クラシックではホールの空気感やステージの奥行き感が出て、立体的なステージとなった。

 音質的には極めて解像感の高い音ながらも、高音域のとげとげしさはなく、むしろ穏やか。F880シリーズ単体で物足りなかった音の密度感も高まり、よりリアルな感触の再現になる。

 女性ボーカルでも、声のツヤと高音域の伸びが美しく、滑らかさと力強さが両立した質感の高い音になる。吐息の色っぽさはますます魅力的になり、耳元で歌っているようなゾクっとする生々しさが出てくる。

 PCとの組み合わせでは、DSD音源での女性アーティストの弾き語りを聴いた。専用ドライバーをインストールし、DSD再生のためのコンポーネントを設定したFoobar2000を再生ソフトとして使った場合でも再生が可能で、なめからで生き生きとした再現が味わえた。

 かなりオンマイクの録音なのだが、収録場所であるスタジオのわずかな響きまでしっかりと再現され、目の前にボーカルが浮かぶというよりもスタジオ全体が現れたような臨場感のある再現だ。

 リニアPCMのハイレゾ、DSD音源ともに、これが携帯プレーヤーとヘッドフォンアンプによる再現とは思えない音だ。ポータブル機器での音楽再生では体験できなかった音を聴いているという興奮を感じる。

 さらに、ソニーが無償提供する予定のハイレゾオーディオプレーヤーでの再生も試してみた。こちらはよりスケール感の大きな再現で、ハイレゾの魅力がより伝わる。低音の再現がより力強くなり、エネルギー感が豊かになる。女性ボーカルもより生き生きとした再現になると感じる。

 ソフト自体は比較的シンプルで、Media GoやiTunesのように大量の楽曲を一括管理するには向かないが、Foobar2000ともひと味違ったリアルさや臨場感のある再現性は捨てがたい。楽曲に合わせて使いたいと思える再生ソフトだ。

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