今できるiOS 7のバッテリー対策
では、iOS 7における変化のどの部分が、バッテリーの持続時間に悪影響を与えているのだろうか。リリースから1日も経過していない記事執筆時点では、検証不足の感は否めないが、これまでの経験則上「有効」と推定できる設定/アプリ管理術がある。ここではそのうち5つをピックアップし、紹介してみよう。
アプリの完全終了
iOS 4以降では、音楽系や地図系など特定ジャンルのアプリについて、サードパーティー製であってもバックグラウンドでの動作を許している。そのようなアプリが稼働し続け、システムリソースを消費しバッテリーに負荷を与えている可能性は否定できない。そのような状況はiOS 7でも変わらないため、用を終えたアプリは速やかに終了させよう。iOS 7ではその手順が変更され、タスクスイッチャーで(対象アプリの)プレビュー画面を上方へスワイプするようになっているので注意。
アプリのバックグラウンド更新を停止
iOS 7では、一部のアプリに対し、Wi-Fi/モバイルデータ通信時または位置情報サービス使用時に、データをバックグラウンドで更新することを許可している。そのアプリの一覧は、『設定』→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」で確認できる。
このバックグラウンド更新は、データ通信や位置情報サービスの利用でシステムリソースを消費するらしく、機能を有効にしているとバッテリーの減りが速くなる。オン/オフでどの程度差が生じるか定量的な検証は済んでいないが、体感できるレベルでの差が生じることは確認している。
モバイルデータ通信を減らす
iOSにかぎらず、データ通信に関するバッテリー消費はWi-Fiに比べモバイル回線(3G/LTE)のほうが大きい。ということは、モバイルデータ通信するアプリを制限しておけば、バッテリー消費量も減るかもしれない……iOS 7では、個別のアプリに対しモバイルデータ通信の許可/不許可を設定できるので、気になる場合はチェックしよう。
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