徹底特集 「iPhone 5s」&「iOS 7」を全力チェック! 第27回
榛名山/赤城山を望む伊香保温泉へ
「iPhone 5s」ファーストインプレッション
2013年09月24日 12時00分更新
スローモーションビデオを試す
「スローモーションビデオ」は、指定したパートだけスローにするというもの。インパクトある動画をアッサリと用意できるのが魅力だ。操作方法は「iMovie」などと同じく、とても明確。スローにしたい部分を選ぶだけでいい。
「iPhone 5s」を使って、途中でスローになる動画を撮影してみた。アクシデントのときはすぐれた武器になりそう。メールで送信した場合はMOV形式に変換され、「iCloud」「YouTube」にアップロードの場合はMP4形式になる |
撮影用アイテムとしては十分な仕上がりなのだが、気になるのはパネルの発色がハデ目であるため、PC側で見た場合は妙に落ち着いた発色になる点だ。それはそれで悪くないのだが(筆者としては好み)……。PC側で見る人のほうが少ないというAppleの判断であれば、それまでだ。
またパネルの発色は、iOS 7の見た目に対する印象にも影響している。iPhone 5上で見た場合「なんか薄い」と感じたのだが、iPhone 5sの場合だとハデ目であるため、とてもバランスがいい。実際のところ、スクリーンショットよりもアイコンの色はビビットに見える。
「当たり前をちゃんとやってくれる」
iPhone 5sは、iOS 7前提のハードウェアだ。そのため、ハード単体ではなく、ソフトも合わせて判断する必要がある。ファーストインプレッションとしては「すごくもなければ、ひどくもない。当たり前をちゃんとやってくれる」になる。
端的にいえば「普通」だ。「普通」は難しいし「普通」であるほど、変な自己主張がなく生活になじみやすい。“持っていることがステイタス”という点は、その国の景況なども影響するものの、日本国内ではそう大きな要素ではないだろう。企業などによる各種イベントなどで、話題作り用アイテム/プレゼントとしては役立つのかもしれない(そう見ると、Apple製品の戦力は異常ではある)。
ハードウェアスペックでいえば、後日詳細なレポートをお送りするが、Androidスマホと比較した場合、それほどハイスペックではない。良くも悪くもこなれたパーツの集合体だ。それゆえに安定しており、もっとも魅力的な部分ともいえる。結局のところ、そのハード+ソフトで何ができて、何が快適なのか。昨今よくいわれるUXとしてどうなのかに着地する。
iPhone 5sでいえばスペックはもちろん、対応する周波数もUXに含まれ、必然的にデータ通信を提供するキャリアの品質も影響してくる。気がつけば、複数のファクターをまとめて判断する必要が出てきているのだ。そのため、iPhone 5sだけで判断するのもいいが、ハードとソフト、キャリア、そして自分の環境を少し俯瞰してから、購入を検討するといいだろう。
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