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ソニーが本気で参入してきたハイレゾオーディオの世界! 第1回

「ハイレゾ音源」入門! PCオーディオを超高音質で堪能!!

2013年09月24日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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ハイレゾ音源はどこで手に入る?

 初期のハイレゾ音源配信は欧米で始まった。「HD Tracks」や「LINN Records」などは現在でも配信が行なわれているが、基本的に北米やヨーロッパ圏向けのサービスなので、英語サイトだし、アーティストやレーベルによる権利関係で、日本からのアクセスだと購入できない楽曲があるなど、少々ややこしい。

 ただし、こうしたハイレゾ音源を提供する音楽配信サイトは国内でサービスも行われている。ここでは3つのサービスを紹介する。

e-onkyo music

「e-onkyo music」

「e-onkyo music」

 ワーナーやユニバーサルといったメジャーレーベルの楽曲も扱うのが「e-onkyo music」(http://www.e-onkyo.com/music/)。扱う曲のジャンルも、ロック/ポップスから、クラシックやジャズと幅広い。オーディオメーカーのオンキヨーが運営するため、PCオーディオ再生のためのガイドや製品情報のリンクもある。

 また、最近ではDSD音源の配信も開始しているし、DSD再生に対応したAV機器も数多く販売しているなど、ソフトとハードの両輪の揃った展開をしている。

HQM Store

「HQM Store」

「HQM Store」

 クラシックやジャズなどが中心となるのが、「HQM Store」(http://www.hqm-store.com/index.php)だ。カメラータなどのオーディオファンが愛好する高音質レーベルの楽曲が揃っている。こちらもスピーカーやオーディオ・アクセサリーの販売メーカーであるクリプトンの運営であり、再生機材の紹介や再生ガイドの紹介も詳しい。

OTOTOY

「OTOTOY」

「OTOTOY」

 日本のインディーズ・シーンの楽曲に強いのが「OTOTOY」(http://ototoy.jp/music/)。日本のロック・ポップスの楽曲を数多く揃えており、またCD化されていない特別なライブ曲の配信なども数多く行なっている。インディーズ・シーンなどの音楽情報を発信するニュースなどの情報も満載だ。こちらもDSD音源の配信を行なっている。

 楽曲の価格は、アーティストやレーベル、ハイレゾ音源の情報量などよっても異なるが、いずれも1曲200円~300円程度。アルバム販売でも3000円前後で、CDよりもやや高いという程度の価格が中心となっている。

 いずれもダウンロードによる販売なので、楽曲の購入は入会登録やクレジットカード番号の登録などが必要。また、ダウンロード期間が制限され、期限が切れると再ダウンロードができなくなるため、ダウンロードした楽曲は早めに再生してファイルの破損などがないかを確認するようにした方が安心だ。

再生ソフトをゲットして、ハイレゾ音源をPCで聴く!

「Foobar2000」のメイン画面

「Foobar2000」のメイン画面

 ハイレゾ音源は基本的には音楽配信サイトで楽曲を購入し、対応したプレーヤーソフトをインストール。ハイレゾ音源対応のUSB DACを接続すれば再生が可能だ。

 前述のとおり、FLAC形式の楽曲の再生には対応する再生ソフトが必要。再生ソフトはさまざまなものが発売されているが、PCオーディオで定番となっているのは、「Foobar2000」(http://www.foobar2000.org/)だ。

 こちらは無料でダウンロードできるし、後で詳しく紹介する「WASAPI」やDSD音源の再生などにも対応している。インターフェースを使いやすくカスタマイズできるなど、機能的にも充実している。

「MediaMonky」

「MediaMonky」は日本語表示に対応

 iTunesのように、CDのリッピングから楽曲の管理までまとめて行なうなら、「MediaMonky」(http://www.mediamonkey.com/)が使いやすい。全機能を使うには有料版(24.95USドル)が必要になるが、フリー版のままでも十分に多機能だ。

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