徹底特集 「iPhone 5s」＆「iOS 7」を全力チェック！ 第21回

公開された「iOS 7」を銀座路上で速攻チェック!!

通知センター

　次に通知センター。これは今までのように画面上から下にフリックで呼び出せる。新着メールや通知、電話の着信、ToDoリストなどを表示できるものだ。「今日」「すべて」「未確認」のタブが用意されており、それぞれ用途に応じて使い分けが可能だ。また選択したタブは記憶されるため、通知確認主体の使い方であれば「すべて」を選んでおくと以降は手間が減る。通知センターも他アプリとの連動中心なのでまた次回以降でチェックしてみよう。

3つのビューがある通知センター。上部のタブをタップだけでなく、左右のスワイプで切り替え可能だ

Spotlight

　Spotlightの呼び出し方法も変化した。これまではホーム画面の1ページ目から右フリックで呼び出しだったが、iOS 7からは画面の上下以外のスペースで下スワイプで呼び出せるようになっている。これは意外と通知センターを開くつもりがSpotlightが表示されたという誤爆率が高く、人によってはSpotlightをオフにしたくなりそう。またSpotlightは、これまで挙動が重くなる要因としても挙げられていたが、今のところ「Spotlight検索」で検索対象をすべてオフにしてみても極端なパフォーマンスの差は確認できていない。

Spotlightは、表示がスムーズだけでなく、検束速度も向上したようだ。人によってはまったく使用していない機能だったりするが、レスポンスが格段によくなっているため、使用頻度が増える人もいるだろう

操作性が向上、ただしリテラシーの要求も高くなった？

　以上が操作関連の大きな変更点だ。操作性が向上したといえるが、エントリーに対してのリテラシーの要求は高くなっているのは事実だろう。

　特にコントロールセンターは、ロック画面では画面下部にある目印代わりのバーが存在を示しているが、ホーム画面に入るとアイコンも何もなく、分かりにくい。この点はiOS 7アップデート直後の「こんにちは」画面でも示唆はなく、いつも通りのAppleといえばそれまでなのだが。もちろん、1度存在を認識すればいいだけの話だが、そこまでがちょっと遠い印象を受けた。

　またiPhone 4／iPhone 4Sの場合、物理的な縦幅が短いため、通知センター／コントロールセンター／Spotlightの操作が窮屈かもしれない。先に挙げたように、Spotlightは、「Spotlight検索」で検索対象項目を減らすことが可能なので、ウザく感じるようならすべての項目をオフにしてもいいだろう。