ソニーが電子書籍サービス「Reader Store」の新サービスおよび新端末を発表した。
まず、Reader Storeで配信中のEPUB3形式の電子書籍について、iPhone、iPad向けに提供を開始するとともに、リーダーアプリを提供すると発表した。ただし、iOS 7の対応については「検証中」としている。
配信コンテンツはコミックが約2万冊、雑誌が約1000冊で、アプリは10月中旬から配信開始の予定。書籍についても近い将来配信していくという。
解像度がアップした新電子書籍端末が登場
また、電子書籍リーダーの新機種「PRS-T3S」も発表された。10月4日発売予定で、予想実売価格は1万円前後。
従来機(PRS-T2)より約13%小型化され、幅は3mm、高さは13mm、厚さは0.4mmほど小さくなり、重量も4gほど軽くなった。
画面サイズは6型で、解像度は758×1024ドット。従来機と比較して解像度は62%アップしている。また、新機種は画面リフレッシュ(白黒反転)を4時間に1回行なえばいい仕様になっており、読みやすさも向上。3分の充電で約400ページのEPUB書籍が読める急速充電にも対応している。
背面パネルは脱着式で、オプションで用意されるカバーを装着できる。カバーは通常のもの(予想実売価格3000円前後)に加え、引き出し式のLEDライトを内蔵したカバー(同5000円前後)の2種類を用意する。LEDライトはPRS-T3S本体から給電するため、カバーにはバッテリーを搭載しない。
さらに、「PlayStation Vita」をReader Storeに対応させるアップデートを10月10日に開始予定。PS Vitaで購入した書籍をnasneにバックアップできるようになる。
Reader Storeも大幅にリニューアル
Reader Store自体もリニューアルする。15項目におよぶ新機能が実装されるが、一番大きな変更は「売り場」(カテゴリー)が従来の4つから21個に拡大したこと。
そして、それぞれに最大10人の「店主」(レビュワー)のコメントを掲載することで、各売り場でのオススメ書籍が探しやすくなる。
店主はレビューを残すことで、そのコメントを読んだユーザーがそのまま書籍を購入した際に5%(当初はキャンペーンで10%)のポイント還元が得られる。店主になるにはMy Sony IDとユーザー名の登録が必要だが、通常のアフェリエイトプログラムのように、ブログパーツを貼るなどの手間は必要ない。