日本オラクルは9月18日、Webサイトのエクスペリエンス管理、コンテンツ管理、企業ポータルを統合したスイート「Oracle WebCenter」の最新版を提供開始した。スマートフォンやタブレットなどモバイル端末への対応を強化している。
WebCenterは、マーケター向けのWebエクスペリエンス管理「WebCenter Sites」、ドキュメントや動画、Webページといったコンテンツを一元管理する「WebCenter Content」、企業内の統合ワークプレイス環境を構築する「WebCenter Portal」という3種類の主要コンポーネントで構成されている。
WebCenter Sitesの新版では、一度作成したWebサイトをモバイル端末の環境に合わせて編集、展開、管理することができるツール「WebCenter Sites Mobile Option」が追加された。
またWebCenter Contentでは、新たにiOSおよびAndroid向けのアプリケーションが提供され、外出先からでも素早くビジネスドキュメントへアクセスできるようになった。
WebCenter Portalでも、デスクトップPCやモバイル端末ごとに適した専用ページを、Webブラウザ上から一元的に作成できる新機能が追加されている。これらのページ作成のためのテンプレートも用意されており、モバイル環境に適した直感的なインタフェースを構成できるとしている。
価格(税抜)は、WebCenter Sitesが217万4000円から、WebCenter Portalが271万7000円から、WebCenter Contentが375万円から。またこの3製品すべてを含むスイート「WebCenter Suite Plus」は434万8,000円からとなっている。
