マカフィーは9月18日、「インターネット検索で最もリスクの高い有名人2013」を発表した。同社は7年にわたってポップカルチャーの有名人を調査し、ウェブ上で検索するとウイルス感染などのリスクが高いハリウッド俳優、スポーツ選手、ミュージシャン、政治家、デザイナー、コメディアンなどの有名人を発表してきた。この調査は「McAfee Most Dangerous Celebrities(マカフィー モスト デンジャラス セレブリティズ)調査」と呼称され、2年連続で女性が男性よりも危険であることが明らかになっている。
今年の調査では、昨年のエマ・ワトソンに代わり、リリー・コリンズが第1位となった。続いて、第2位にアヴリル・ラヴィーン、第3位にサンドラ・ブロックがランクインした。最も危険度の高い有名人上位20名中、9名がミュージシャンだという。
本調査によると、「Lily Collins and free downloads」「Lily Collins and nude pictures」「Lily Collins and fakes(偽物)」「Lily Collins and free app downloads」といったキーワードで検索すると、約7分の1の確率でオンライン脅威に遭遇する危険性があるという。リリー・コリンズの最新の写真やダウンロードを検索すると、14.5%以上の確率でスパイウェア、アドウェア、スパム、フィッシング詐欺、ウイルス、その他のマルウェアなどのオンライン脅威が存在すると評価されるWebサイトにたどり着くと同社は述べている。
消費者は、有名人やエンターテインメントニュース、画像、動画をオンラインで検索する場合、セキュリティリスクを考慮することなくすぐにクリックしてしまう傾向があるため、サイバー犯罪者はこうした行動を悪用するという。
2013年のランキング上位10名は以下のとおり。
2013年調査 上位10名 | ||
---|---|---|
順位 | インターネット検索で危険な有名人 | 割合(%) |
1 | リリー・コリンズ | 14.5 |
2 | アヴリル・ラヴィーン | 12.7 |
3 | サンドラ・ブロック | 10.8 |
4 | キャシー・グリフィン | 10.6 |
5 | ゾーイ・サルダナ | 10.5 |
6 | ケイティ・ペリー | 10.4 |
7 | ブリトニー・スピアーズ | 10.1 |
8 | ジョン・ハム | 10 |
9 | アドリアナ・リマ | 9.9 |
10 | エマ・ロバーツ | 9.8 |