日本オラクルは9月17日、サプライチェーン業務を支援するインメモリアプリケーション4製品の提供開始を発表した。企業のサプライチェーン業務において、膨大な基幹システムのデータをもとに計算、分析やシミュレーションを高速に実行することが業務上必要不可欠となるロジスティクス、需給計画と原価計算を実行するアプリケーション群。
オラクルでは今年度(2014年度)、アプリケーション事業における注力テーマの1つとして「インメモリアプリケーションの拡充」を挙げている(関連記事)。
今回提供を開始したのは、原価計算処理の「Oracle In-Memory Cost Management」、物流業務のシミュレーションを行う「Oracle In-Memory Logistics Command Center」、需要計画や消費主導型計画のための「Oracle In-Memory Consumption Driven Planning」、複数の分野にわたるグループ全体のサプライチェーン計画処理を行う「Oracle In-Memory Performance Driven Planning」の4つのアプリケーション。
これらのインメモリアプリケーションは、オラクルのエンジニアド・システムであるデータベースマシン「Oracle Exadata Database Machine」、アプリケーションを集約/高速実行する「Oracle Exalogic Elastic Cloud」、分析マシン「Oracle Exalytics In-Memory Machine」を基盤として稼働する。同社によれば、インメモリで動作することにより、従来比で9倍の高速処理が実現するという。
