ほぼ共通の機能が満載
AQUOS PHONE SERIE&Xx
AQUOS PHONEの2機種は、共通の機能が多い。とくにディスプレー関連の設定が充実しており、時間帯や生活環境に合わせて画質を自動調整する「ユースフィットモード」など、最適なモードを選ぶことが可能。
画面を軽くなぞるだけで、画面を点灯する「Sweep ON」、左右に本体を振るだけで画面を消す「Shake OFF」が使える。また「Bright Keep」の設定では画面の点灯をずっとキープし続けられる。画面がオフのときに背面をタップすると、音声ランチャーが起動しアプリを呼び出して起動できる機能まである。
YouTubeを見ながらTwitterなどのSNSが可能な「アナザービュー」や、バーチャル5.1chサラウンドが楽しめる「Dolby Mobile v3」、ワイヤレスヘッドホンでも高音質が期待できる「aptX」に対応と、動画、音楽に合わせた機能にも注目だ。
セキュリティー面では「シークレットモード」で電話帳データやメールの相手を隠せるほか、電話帳アクセスモニターでは、ユーザーが気づかないうちに端末内に電話帳にアクセスをするアプリをチェックすることもできる。画面キャプチャーをしたあとに、その画面をメールなどで共有できる「スクリーンショットシェア」もある。
今回の3機種については他にも多くの機能があり、設定をいじって楽しむには最高だ。一方でこれだけ豊富だと使いこなせるのか、そもそもこの機能に気付くことがあるのかという風に思うこともある。せっかく便利な機能があるのに「気付かれないまま」ということがありそうでもったいない。特に設定に埋もれている機能が多いので、購入したらいろいろいじってみて、ぜひ確認してほしい。
総合優勝は
AQUOS PHONE Xx!
スタミナテストではAQUOS PHONE SERIEがワンセグで圧勝を見せた。長く使えば使うほど有利な面がありそうだ。一方でIGZO液晶ではないとはいえ、AQUOS PHONE Xxも歴代機種と比べれば上位の成績。1日程度の使用ではSERIEに劣ることもない。意外と最後の電池残量10%前後あたりからの持ちが違ったりするので、ギリギリまで使うとまた違った結果になったのかもしれない。
ARROWS NXも従来機種より、スタミナ面でかなりの改善が見られるが、早くからスタミナにこだわってきたAQUOS PHONE相手だと分が悪い感もある。節電機能が働きやすい利用シーンの違いもあるかもしれない。
ARROWS NXは2勝していたが、スタミナに期待した3台を比較してきたので、ここはスタミナテストの成績を重視、さらにスピードチェックで1勝していたAQUOS PHONE Xxを総合優勝としたい。
次回は「個性派国内メーカー3機種」と題して、ELUGA P、AQUOS PHONE ss、DIGNO DUAL 2を比較する。パナソニック、シャープ、京セラの3機種だが、正直、絶対的な人気端末というわけではない。だが使ってみると良さそうな……そんな気になる3台の実力をチェックしていく予定だ。
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