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徹底特集 「iPhone 5s」&「iOS 7」を全力チェック! 第14回

決定版! iPhone 5s/5cは新規、機種変、MNP、どれが得?

2013年09月17日 19時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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現在ドコモユーザーがドコモのiPhoneに機種変更
または他社のiPhoneにMNPした場合の料金を比較

 つづいては各キャリアごとに、同じキャリアでiPhoneに機種変更するか、他社キャリアにMNPで移行するかで、どう料金が変わるか、どんなキャンペーンが適用されるかを見ていく。

 端末を分割で購入している場合はその残金の支払いも発生するが、ここでは純粋に月額料金だけを見ている。また、「月々サポート」「毎月割」「月月割」といった割引も、後述の端末価格の部分で言及する。

 まずはドコモユーザーのケースから。

パケット定額がAndroid向けより525円安い
他社へのMNPは基本料金分が最大2年無料に

 ここでは、ドコモのXiスマホ(Androidスマホ)の料金と、ドコモユーザーがドコモ版iPhoneに機種変更した場合、au版/ソフトバンク版iPhoneにMNPした場合を比較した。

  既存のXiスマホ
ユーザー
ドコモ版iPhoneに
機種変更
auのiPhoneに
MNP
SBのiPhoneに
MNP
基本使用料 タイプXi にねん タイプXi にねん LTEプラン
+誰でも割
ホワイト
プラン(i)
780円 780円 0円(最大2年) 0円(最大2年)
ISP料金 spモード spモード LTE NET S!ベーシックパック(i)
315円 315円 315円 315円
パケット
定額
Xiパケ・ホーダイ フラット Xiパケ・ホーダイ for iPhone LTEフラット パケット定額 for 4G LTE
5985円 5460円 5460円
(最大2年)
5460円
(最大2年)
合計 7080円 6555円 5775円
(最大2年)
5775円
(最大2年)
その他
コスト
  機種変更では3150円(FOMA→Xi)、2100円(Xi→Xi)の手数料が必要※ 5250円
または1万5225円
(解除料必要時)
5250円
または1万5225円
(解除料必要時)

※:オンラインショップ利用時は料金が異なる

 まず、ドコモユーザーが、Xiスマホからドコモ版iPhoneに買い換えた際は、iPhone専用のパケット定額プランにより月525円安くなる。ただし、前述のように月3GBが上限の「Xiパケ・ホーダイ ライト」(月4935円)はiPhone向けには用意されないため、これを利用していたユーザーにとっては逆に525円高くなる。

 FOMAのスマートフォンを使っている場合は、パケット定額は「パケ・ホーダイ フラット」で月5460円。この場合、iPhoneに機種変更してもパケット定額は同額である。

 また、ドコモに限らないのだが、現在は機種変更であっても事務手数料が必要となっている(3キャリアとも同様)。3G(FOMA)→LTE(Xi)の場合は3150円、LTE(Xi)→LTE(Xi)の場合は2100円という金額も共通だ。

現在は各キャリアとも契約種別が変わらない機種変更でも手数料が必要である

 なお、ドコモだけは新規/MNP時と機種変更時での端末の実質価格を同じに設定している(他2キャリアは機種変更時の実質価格が高くなる)。iPhoneを待ち続けてきたドコモユーザーへのサービスなのかもしれない。

auやソフトバンクにMNPで転出すると
2年間基本使用料が無料に

 MNPを利用してauやソフトバンクの新iPhoneを購入した際は、auでは「auにかえる割」、ソフトバンクでは「バンバンのりかえ割」が適用され、基本使用料がともに2年間無料になる(パケット定額などへの加入が必須である)。

MNPを対象とした割引は頻繁に名称が変わって少々ややこしい

 ただし、ここにMNPでの移行の際に発生するコストをプラスする必要がある。MNP転出手数料(2100円)をドコモに、新規契約の契約事務手数料(3150円)をauかソフトバンクに支払う。この手数料も3キャリアで共通の金額だ。

 さらに2年契約を前提にした基本プランやキャンペーンに加入していて、契約解除金が不要なタイミングにうまく重なっていない場合は9975円が発生する。つまり、1万5225円の追加コストとなる。

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