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徹底特集 「iPhone 5s」&「iOS 7」を全力チェック! 第14回

決定版! iPhone 5s/5cは新規、機種変、MNP、どれが得?

2013年09月17日 19時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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実質価格では機種変更時にドコモがオトク
ただし一括価格が高いので、1年での機種変更で不利

 最後は端末価格。iPhone 5sとiPhone 5cで別々に表を作成している。新規/MNPでの実質価格では3社はあまり大きな差はない。というか、auとソフトバンクはまったくの同額である。

 なお、この実質価格は最大24回設定されている、毎月の利用料金からの割引(ドコモ「月々サポート」、au「毎月割」、ソフトバンク「月月割」)をフルに適用した場合の金額である。

iPhone 5sの端末価格

  ドコモ
新規/MNP 機種変更
16GB 32GB 64GB 16GB 32GB 64GB
端末総額 9万5760円 9万5760円
月々
サポート
9万5760円
(3990円×24回)
8万5680円
(3570円×24回)
7万5600円
(3150円×24回)
9万5760円
(3990円×24回)
8万5680円
(3570円×24回)
7万5600円
(3150円×24回)
実質価格 0円 1万80円 2万160円 0円 1万80円 2万160円
  au&ソフトバンク
新規/MNP 機種変更
16GB 32GB 64GB 16GB 32GB 64GB
端末総額 6万8040円 7万8120円 8万8200円 6万8040円 7万8120円 8万8200円
毎月割
/月月割
6万8040円
(2835円×24回)
6万7800円
(2825円×24回)
6万7560円
(2815円×24回)
5万3880円
(2245円×24回)
5万3640円
(2235円×24回)
5万3520円
(2230円×24回)
実質価格 0円 1万320円 2万640円 1万4160円 2万4480円 3万4680円

iPhone 5cの端末価格

  ドコモ
新規/MNP 機種変更
16GB 32GB 16GB 32GB
端末総額 8万5680円 9万5760円 8万5680円 9万5760円
月々
サポート
8万5680円
(3570円×24回)
9万5760円
(3990円×24回)
8万5680円
(3570円×24回)
9万5760円
(3990円×24回)
実質価格 0円 ※1 0円 0円 ※1 0円

※1:「月々サポート増額キャンペーン」により、月々サポートがさらに6300円分(525円×12ヵ月)増額される。

  au&ソフトバンク
新規/MNP 機種変更
16GB 32GB 16GB 32GB
端末総額 5万2920円 6万3000円 5万2920円 6万3000円
毎月割
/月月割
5万2920円
(2205円×24回)
5万8200円
(2425円×24回)
4万9680円
(2070円×24回)
4万8840円
(2035円×24回)
実質価格 0円※2※3 4800円※2 3240円 1万4160円

※2:auは契約から5ヵ月後に1万円をキャッシュバック
※3:ソフトバンクは「iPhone 5c 購入サポート」として、1万円分(1000円×10ヵ月)を料金から割引

 ドコモは新規/MNP/機種変更で実質価格を同額に抑えているぶん(下の表は「iPhone買いかえ割」を適用済の価格)、機種変更ではオトクになっている。既存ユーザー重視の姿勢と言えるだろう。

 ただし、注目したいのが端末総額(一括での購入額)が、au/ソフトバンクより高額になっている点だ。端末総額は高くなっているものの、割引額も多く設定されているために、実質価格では差がついていないのだ。

 このことで影響があるのは、端末を2年間使い切るのではなく、1年後くらいに登場する新型iPhone(iPhone 6?)を即購入するタイプ。2年を待たずに新型iPhoneに機種変更や解約をすると、iPhone 5s/5c購入時に設定された「月々サポート」「毎月割」「月月割」は、それ以降適用されなくなる。

あらためて“実質価格”の仕組みを理解しておきたい

 たとえばiPhone 5s 16GBモデルで、全24回の割引のうち12/18/24回を適用したときの実際の実質価格は以下のようになる。

iPhone 5s
16GB
新規/MNP 機種変更
ドコモ au&SB 差額 ドコモ au&SB 差額
12回適用 4万7880円 3万4020円 1万3860円 4万7880円 4万1100円 6780円
18回適用 2万3940円 1万7010円 6930円 2万3940円 2万7630円 -3690円
24回適用 0円 0円 0円 0円 1万4160円 -1万4160円

 12回適用のタイミングで機種変更や解約をすると、結構な差があることがわかる。1年後、ほぼ確実に新型iPhoneに買い替えるというタイプの人にとっては、au/ソフトバンクが有利だろう。


 以上、非常に長い記事になってしまったが、参考になっただろうか。auとソフトバンクが比較的似通った基本プラン、料金体系、オプション、キャンペーンを提供しているのに対し、ドコモは機種変更、端末を2年利用する人を優遇するなど、若干違った内容を用意してきたのが興味深い。

 なお、冒頭にも述べたように、発売日までの期間、またそれ以降も新キャンペーンの発表などが予想できるため、記事は随時更新予定である。



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