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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第321回

出しそびれた写真をお蔵出し! 2013年夏の猫コレクション

2013年09月13日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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当然、公園や空き地でも猫発見!

公園入口の岩の上にちょこんと座ってた子猫。おでこの模様がちょっと可愛い(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)

公園入口の岩の上にちょこんと座ってた子猫。おでこの模様がちょっと可愛い(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)

 猛暑な8月某日。自転車で都内を撮影しながら走り回った後、雲が立ちこめてきたので夕立(いやゲリラ豪雨か)がくる前に帰途につこうと走っていたら、公園入口の岩に子猫発見。

 警戒心と好奇心がまじった顔をしてるので、ちょっと離れたところに自転車を止め、そっと近づき、しばし見つめ合う。

 子猫に見つめられるとなんかしてあげたくなるよね。子猫ってずるい。

曇天下の日陰の黒猫。そのしっとり感が出るように少しマイナスの補正で、目と口が開いた瞬間を狙ってみた。夏も、夕方になると猫が活動をはじめるのだ(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)

曇天下の日陰の黒猫。そのしっとり感が出るように少しマイナスの補正で、目と口が開いた瞬間を狙ってみた。夏も、夕方になると猫が活動をはじめるのだ(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)

 そうしたら、草むらに隠れていた真っ黒な子猫が鳴きながら歩いてきて私に言った。「にゃあ」。

雑草生い茂る空き地に猫。こういう空き地があると猫も住みやすかろう。いや、毛並みがしっかりしているから近所の飼い猫だろう。使われなくなったタンク(?)の上で秋の風を味わっておりました(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)

雑草生い茂る空き地に猫。こういう空き地があると猫も住みやすかろう。いや、毛並みがしっかりしているから近所の飼い猫だろう。使われなくなったタンク(?)の上で秋の風を味わっておりました(2013年8月 オリンパス OM-D E-M5)

 もう夏も終わりだなあという8月某日。駅から自宅までいつもの道を自転車で走ってると、草むらに猫を発見。そこに猫がいるなんて今まで気づかなかったよ。

 以前はそこに古い家が建ってたのだ。数ヵ月前に取り壊されて空き地になってたのだ。だから見通しがよくなって、猫を発見できたのだろう。

 慌てて自転車を降り、望遠レンズに付け替えて撮影。いわゆる「ねこじゃらし」が風になびいている中に猫、という様子に秋を感じて戴ければ幸いです。

視界に違和感を感じたら……猫がいる!?

 今回は散歩途中に出会った猫を集めてみた。当然、歩いたり自転車に乗ってるときは正面を見てるんだけど、無意識のうちに周辺もぼんやりとチェックしてるようで、ふと視界に違和感を感じるのだ。そうして猫を見つけるのである。

 ギラギラした目を皿のようにして探しながら歩いててもだめ。むしろ「周辺視野」が大事、ってことですね。

 もちろん、「あ、猫かも」と思ったら、丸めて捨てられた黒いTシャツだったとか、捨てられた雑巾だったとか、そういうことはしょっちゅうあり、猫好きの友だちと歩いてると、同時に同じものを見間違ったりして笑えます。

 よく見ると「なぜこれがおれたちには猫に見えたんだ?」ということもしばしば。それはそれでまたよし。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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