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2つのロゴを組み合わせた認定ロゴも提供

WiGig認定プログラム登場!無線があれば何でもできる世界へ

2013年09月11日 11時00分更新

文● 谷崎朋子

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9月10日、Wi-Fi AllianceはWiGig(IEEE802.11ad)との相互運用性プログラムを2014年に開始すると発表、新しい認定ロゴも併せて発表した。今年初めにWi-Fi AllianceとWiGig Allianceが統合完了して以降、WiGigブランドの継承が新ロゴとともに正式発表されたことになる。

7Gbps級の無線規格製品は2014年から認定開始

 2014年にリリースされる新プログラムは、WiGig MAC/PHY規格の接続検証と認定製品へのWiGigロゴ提供を行なうもの。WiGig対応製品にはWiGig単体ロゴを、Wi-FiとWiGig両対応の製品には2つのロゴを組み合わせた認定ロゴが提供される。

WiGig CERTIFIED(TM)ロゴ

Wi-FiとWiGig両対応製品向けロゴ

 現在Wi-Fi Allianceが推進強化しているIEEE802.11acは、IEEE802.11nの後継で、1Gbps超のスループットを実現するほか、2.4GHzと5GHzのデュアルバンド対応のドラフト規格だ(策定は2014年初めを予定)。障害物をある程度回り込めることから、200mくらいまでの距離をカバーできる。

 一方のWiGigは60GHz帯で最大7Gbpsをサポートし、低遅延で高セキュリティの無線通信を実現する。ただし障害物に弱いため、1つの部屋で動画やゲームなどのマルチメディアコンテンツを楽しむといったニーズに最適だ。

 WiGigには、帯域を高速切り替えするFast Session Transfer(FST)機能が採用されている。トライバンド対応機器であれば、60GHzと2.4/5GHzを切り替えることで、距離や速度の変化にも最適な通信環境が維持し続けられる。「IEEE802.11acとWiGigは、互いを補完し合う関係にある。WiGig規格の採用が進めば、無線通信環境や対応デバイスの可能性はさらに広がる」と、Wi-Fi Alliance マーケティング&プログラムマネジメントディレクター ケリー・デイヴィス・フェルナー氏は述べる。

Wi-Fi Alliance マーケティング&プログラムマネジメントディレクター ケリー・デイヴィス・フェルナー氏

 Wi-Fi Allianceでは現在、WiGigと相互運用性のあるDisplayPort規格の製品認定をVESA(Video Electronics Standards Association)と進めているほか、メディア非依存のUSB仕様の基盤構築でUSB-IF(USB Implementers Forum)と連携、さらに周辺機器やディスプレイの無線接続やワイヤレスでのシリアル接続の実現などで、さまざまなプロジェクトが動いているという。追加アプリケーションの認定は、2015年以降の予定だ。

 「認定プログラムを通じて両規格の統合が進めば、新規市場への参入や市場開拓が起こり、業界の成長は加速すると予想される」と、フェルナー氏は期待を寄せる。どのような製品やソリューションが登場するか、Wi-Fi Alliance加盟企業の今後の動向に注目したい。

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