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秋の夜長にいい音楽を! 至高のPCスピーカーを選ぶ第1回

6000~2万円台でも驚きの高音質PCスピーカー7選

2013年09月02日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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より高音質を追求したい人には
USB DAC内蔵スピーカーやWi-Fiスピーカーがおすすめ!

 ここからは、どうせならばより高音質なものがほしいという人のための、入門用PCスピーカーを紹介していこう。まずは、USB DAC内蔵スピーカー。これはPCとUSB接続で使うスピーカーで、有線接続ではあるもののPCからデジタル信号をそのまま受け取るためノイズなどの影響に強く、より高音質で楽しめるメリットがある。

 USB DAC内蔵スピーカーには、高級モデルとしてハイレゾ音源にも対応したものも登場してきているが、価格は5万円以上はするし、モノによっては10万円近いものもあり、ちょっと身近な製品とは言いにくい。

 ここで紹介するのは、ほぼCDクオリティーのサンプリング周波数(48kHz)までに対応するUSB DACを内蔵したモデルだ。ハイレゾには非対応となるが、iTunesなどの一般的な音楽配信サービスやCD音源主体で楽しむには問題ない。しかも価格が安価なことも魅力だ。

タイヤのようなかっこいい形状が魅力
バスパワーで気軽に使えるJBL「PEBBLES」

タイヤのような外観だが、正面からみると横幅が狭くコンパクト。ノートPCの両側に置くのに最適なフォルムだ
タイヤのような外観だが、正面からみると横幅が狭くコンパクト。ノートPCの両側に置くのに最適なフォルムだ

 まもなく発売開始となるJBLの「PEBBLES」(予想実売価格6000円前後)は、USB DAC内蔵ながらコンパクトかつコストパフォーマンスが高いスピーカーだ。USB DACは48kHzまでの信号に対応し、専用ドライバーも不要。USBバスパワーなので電源も不要という手軽に使えるモデルだ。

 タイヤの下を平らにしたような形状もユニーク。カラーはブラックとホワイトの2つがあるが、ブラックモデルはタイヤそのもの。ここにJBLのイメージカラーでもあるオレンジが組み合わされ、なかなかポップなデザインになっている。

 デザインはいろいろと凝っており、側面にある金属製のパネルが電源とボリュームになっている。押すと電源が入り、パネルをぐるぐる回すと音量を調節できる。コンパクトなスピーカーは、電源や音量操作がしずらいこともあるが、本機は操作部が大きいので実に快適に使える。

 また、配線の収納も面白い。底面からはPCとの接続用、スピーカー同士の接続用のケーブルが伸びているが、このケーブルはスタンド部分に巻き付けて収納できるので、見た目が実にすっきりとしている。

 USBコネクターをピタリと背面にセットできるため、持ち運ぶときにケーブルが邪魔にならない。コンパクトさを生かして外出先に持ち出すような場合にも便利だろう。

USBなどのケーブルは底面に収納可能。ケーブルもスタンド部分に巻き付けられるので、持ち歩く場合でも邪魔にならない ライトスピーカー内側にある金属パネルが操作部。押すと電源、回すとボリューム調整だ
USBなどのケーブルは底面に収納可能。ケーブルもスタンド部分に巻き付けられるので、持ち歩く場合でも邪魔にならないライトスピーカー内側にある金属パネルが操作部。押すと電源、回すとボリューム調整だ
USB接続のほか、アナログ音声入力端子も備える。スマホなどと組み合わせにも対応する USB接続のほか、アナログ音声入力端子も備える。スマホなどと組み合わせにも対応する

 USBバスパワー駆動のため、絶対的なパワー感などは心配もあったのだが、独自の信号処理と高効率なデジタルアンプを使うことで、鳴りっぷりはなかなか。ベースの弾むような鳴り方が気持ちいい。

 重量感のある低音が出せるわけではないが、低音感はしっかりと出ており、ビートの聴いた音楽を聴いても不満は少ないだろう。声はクリアで情報量の豊かな再現となる。

 コーラスによる音の重なりもきれいに分離するし、音の厚みがしっかりとしているので聴き応えもある。

 USBによるデジタル接続というメリットも大きいだろうが、6000円ほどの安価な価格としては驚くほど気持ちいい音だ。微小な音の描写や空間に広がる空気感など、足りない部分を探せばいくらでもあるだろうが、そういう細かい部分を感じさせないまとまりの良さがある。JBLの音作りの巧みさに感心させられる。

手軽でちっちゃくて高音質! USBスピーカーの定番
オラソニック「TW-S5」

7色のカラーバリエーションを用意するオラソニックの「TW-S5」
7色のカラーバリエーションを用意するオラソニックの「TW-S5」

 USBスピーカーの定番と言えるのが、オラソニックの「TW-S5」(実売価格8400円前後)。一世を風靡した卵形スピーカーの小型モデルで、ぐっと使いやすいサイズになったほか、合計7色のカラーバリエーションも用意されており、組み合わせるPCやインテリアに合わせた選択ができるのもいいところだ。

 接続はPCとのUSB接続のみ。USBバスパワーで駆動するのでほかに電源コードなどをつなぐ必要はない。ついでに言うと、高性能なUSB DACながら専用ドライバーは不要。汎用のサウンドライバーで使用できるので、面倒な設定や準備をしなくて済む。この手軽さも入門用としておすすめしやすいポイントだ。

直径87mmで高さは119mmとコンパクトなサイズ。ユニットは50mm口径のフルレンジユニットと、45mm口径のパッシブラジエーターの2つを内蔵する 背面からはPC接続用のUSB端子が直接出ており、写真のように接続はすっきり。それ以外の入力は持たず、PCのUSB接続専用となる
直径87mmで高さは119mmとコンパクトなサイズ。ユニットは50mm口径のフルレンジユニットと、45mm口径のパッシブラジエーターの2つを内蔵する背面からはPC接続用のUSB端子が直接出ており、写真のように接続はすっきり。それ以外の入力は持たず、PCのUSB接続専用となる

 このモデルの魅力は、卵形の形状による音場定位のよさだ。スピーカーの間にフワっとボーカルが浮かび上がるような、奥行きのあるステレオ音場が楽しめる。

 サイズがコンパクトなので、低音の力強さや迫力はやや物足りないが、ベースやドラムによるリズム感はきちんと感じられ、低音不足というほどにはならない。

 低音がすっきりとしているため、むしろボーカルのクリアさは高まっているようにも感じる。声のニュアンスの豊かさは1万円未満のものとは思えないレベルだ。

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