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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第54回

3000mAhオーバーのスタミナ最強ハイスペックスマホの速度は?

2013年09月02日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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通信速度対決は
予想通り!? の結果に

 通信速度の対決は、いつものように横浜駅前、東京駅ホーム、浦安駅前で行った。テスト日はお盆明けの平日11:00~13:00。通信速度の計測に使うのはWebサイトの「BNRスピードテスト 画像読込み版」だ。上下それぞれ3回計測し、各駅の最速値と全体の平均値を掲載している。

  ARROWS NX AQUOS PHONE SERIE AQUOS PHONE Xx
横浜駅(下り/上り) 6.81Mbps/1.3Mbps 10.81Mbps/8.33Mbps 14.93Mbps/6.63Mbps
東京駅(下り/上り) 5.62Mbps/0.44Mbps 10.89Mbps/8.24Mbps 15.26Mbps/5.55Mbps
浦安駅(下り/上り) 6.89Mbps/0.89Mbps 12.03Mbps/6.03Mbps 29.31Mbps/5.47Mbps
全計測の平均
(下り/上り)
5.3Mbps/0.89Mbps 10.47Mbps/6.53Mbps 16.4Mbps/5.47Mbps

 今回も比較的回線が空いている傾向がある「SoftBank 4G」(AXGP)のAQUOS PHONE Xxが速い。浦安駅では下り30Mbpsに迫った。平均値では歴代3位を記録。毎回強烈な速度を出してくる。

 2位はauのAQUOS PHONE SERIE。2位とはいえ、10Mbps以上をコンスタントに計測。平均値も下り10Mbpsを死守し、上りの通信速度はソフトバンクより速い。実測値を考えれば十分LTEの高速を実感できそうだ。

 3位はドコモのARROWS NX。Xiはすでにユーザー数が多いので混雑しやすく、良い結果は出にくい状況だ。最速値は下りで6Mbps台。もっとも実測でこれくらいなら十分とも思える。問題は上りの通信速度もかなり伸び悩んでいること。とくに東京駅ホームでは最速で0.44Mbpsという結果になった。

各端末のロック画面、ホーム画面をチェック

 最後にロック、ホームなどの画面周りをチェックする。

ARROWS NXは
ロック解除に指紋センサー

 ARROWS NXは、ドコモスマホでおなじみのdocomo Palette UIのほかに、メーカー製のランチャー、NX!ホームと3つのホーム画面を用意している。ロック画面はPalette UI時にカメラとボイスレコーダーのアイコンがある。メーカー製ホームではロック画面を裏返すようなアニメーションが面白い。またロックは指紋センサーをなぞるだけでも解除が可能だ。富士通製端末ならではの利便性だ。

 ステータスバーを開くと、通知パネルが8個あり、設定ボタンもある。これはどのホーム画面でも共通だ。

ARROWS NXのPalette UIとNX!ホームのロック画面

ステータスバーの中身は標準的なもの

AQUOS PHONEの2機種は
2つのホーム画面を用意

 AQUOS PHONE SERIEとXxはどちらもホーム画面の仕組みは共通。AQUOS PHONEシリーズではもうおなじみの3ラインホームと、シンプルなSHホームを用意している。どちらもロック画面は共通で、即メモやエコ技など様々なウィジェットを貼ることが可能。またメール、電話、カメラのショートカットも用意している。

シャープ製スマホで一般的な3ラインホームが搭載されている

3ラインホームではロック画面にもウィジェットが貼り付けられる

 ホーム画面ではステータスバーを開くと12個の通知パネルに(開閉可能)、エコ技、設定のボタンまである。なお通知パネルは並び替えを行える。

 3ラインホームでは、アプリ、ウィジェット、ショートカットの画面が並ぶ仕組みだが、SHホームでは他のスマホと同じようにホーム画面を表示。ただしアプリメニューの画面は変わっており、フィーチャーフォン(ガラケー)のメインメニューとそっくりのカテゴリ分けされた画面になる。高機能なスマホだが、SHホームにすればフィーチャーフォンからの機種変更したユーザーも簡単に使えそうだ。

SHホームでは固定されたアイコンで、ケータイライクな操作が可能

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