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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第54回

3000mAhオーバーのスタミナ最強ハイスペックスマホの速度は?

2013年09月02日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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Gmailの500通スクロールは
いきなり歴代トップの機種が登場

 最初に行なうのがGmailの500通スクロールテスト。あらかじめ500通受信しておき、500通目に達するのが何秒かチェックする。操作は片手で行い、ストップウォッチで計測する。これまでの最短タイムはドコモのGALAXY S4 SC-04Eで、5秒11だった。

  ARROWS NX AQUOS PHONE SERIE AQUOS PHONE Xx
最速タイム 9秒31 6秒10 5秒05
平均タイム 10秒17 6秒82 5秒91

 今回の最速はソフトバンクのAQUOS PHONE Xx 206SH。しかも歴代1位の5秒05を計測した。平均値も5秒台と、高速のスクロールであることが分かる。前半はとくに滑らかにスクロールし、後半になると細かく止まる。後半に止まるとはいえ、体感的にも3機種中もっとも早く感じた。

 2位はAQUOS PHONE SERIE。歴代ではベスト10に入る6秒14。これも滑らかなスクロールで、しかもAQUOS PHONE Xxよりスクロールの止まる頻度が少ない。また止まってもすぐにタッチ操作に反応している。

 3位はARROWS NX。スクロール自体はAQUOS PHONEほどではないが滑らかで、ストレスを感じない。途中でスクロールが止まる頻度も少なく、AQUOS PHONE SERIEと同じくらい。時間がかかったのはスクロール時に表示の省略があまり無いのかもしれない。

 なお、ARROWS NXには「利き手設定」があり、初期設定では選択されていないが、「右手」の設定にして再び計測してみた。これは最速7秒96、平均8秒41とタイムが明らかに縮まった。タッチ操作をスピーディーにしたいのなら「利き手設定」をしておく価値はありそうだ。ただしこの設定をするとスクロールが細かく止まる頻度が増えたように感じた。

ARROWS NXには利き手設定が用意されている

1回スクロールでも
AQUOS PHONE2機種がリード

 続いて1回だけスクロールし、どこまでメールをさかのぼれるかをチェックする。長く多くのメールを遡れた機種が勝ちだ。これも片手操作で行う。なお歴代機種では、冬モデルのAQUOS PHONE SERIE SHL21が6秒47/112通という数字だ。新機種はどうか!?

  ARROWS NX AQUOS PHONE SERIE AQUOS PHONE Xx
1回スクロール
最長/表示数
2秒36/51通 3秒71/52通 3秒42/42通

 これもAQUOS PHONE SERIE SHL22がトップ。ただし3秒71/52通まで。もっとも2秒台の機種が多いので、他のスマホと比べると「結構スクロールが続くなあ」と感じる。最近の機種ではこのテストの結果が伸び悩んでいるが、一方で500通スクロールでは滑らかさを感じる機種が増えている。本体のサイズやタッチパネルの進化などが関係しているのかもしれない。

 2位はAQUOS PHONE Xx 206SH。ただしさかのぼれたメール数が42通というのはかなり少なく意外な印象。連続してスクロール操作をするほうが得意のようだ。3位はARROWS NX。この機種だけ2秒台。AQUOS PHONEの2機種とは1秒以上差をつけられた。ただしメールは51通さかのぼれた。利き手設定でもテストしてみたが、あまり変わらなかった。

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