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モバイルでも性能に妥協したくないユーザーのためのマシン!

コンパクトでもガンガン使える実力派タブレット&ノート「Endeavor NY10S」

2013年08月30日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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小さくともしっかり働ける実力あり

 「Endeavor NY10S」試用機の構成は、CPUにIntel Core i7-3537Uを採用し、8GBのメモリと124GBのSSDを組み合わせたものだ。通常、BTOメニューを豊富に取りそろえているエプソンダイレクトだが、「Endeavor NY10S」に関しては内部のハードウェア構成を変更できるメニューはないため、これが標準の構成となる。この構成でベンチマークによる性能評価を行なった。

 Windows 8の快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」の一番低いサブスコアは「グラフィックス」の「4.7」となった。「ゲーム用グラフィックス」の値は「6.3」。どちらも高いとはいえないが、CPU統合のIntel HD Graphics 4000としては妥当なところだろう。「プロセッサ」の値は「7.1」、「メモリ」の値は「7.2」と優秀だ。「プライマリ ハードディスク」の値は「7.6」でSSD搭載機としては低めではあるが、HDDと比較すると十分によい結果になっている。

 PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」と、ディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.2」の結果は良好だ。一方、3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」の結果はかなり低めの結果が出た。この手のマシンで3Dゲームを本格的に楽しむ事はないだろうから特に問題はないだろう。

Windowsエクスペリエンスインデックス

PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」

・03

3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」

ディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.2」

 バッテリー駆動時間については、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で「BBench」を利用して計測したところ、4時間13分12秒使うことができた。外出中にちょこちょこと使うというやり方や、取引先への訪問時にプレゼンテーションなどで利用するには十分な時間利用できるようだ。

充実のオプションでモバイルライフも快適に

 カスタマイズメニューで選択できるのは、Microsoft Officeの有無や付属品の追加などだ。キーボードを使いながらのタッチ操作に慣れない、11.6型ディスプレーでのタッチ操作は辛いという人はオプションでマウスを追加するとよいだろう。

 ACアダプタの追加購入も行なえる。標準で付属しているACアダプタは十分スリムなモデルなのだが、電源ケーブルと併せて持ち歩こうとすれば当然荷物にはなる。家でもオフィスでも同じマシンを使って仕事をしたい、というような使い方ならば、家用とオフィス用の2つを用意することでモバイル時の荷物を減らせるから、ぜひ利用したいところだ。

標準付属のスリムなACアダプタ

 「Endeavor NY10S」には、タブレット端末ならではのオプションもある。「快適オプション」と名付けられたシリーズがそれで、外付けのDVDドライブ、ポータブルHDD、Bluetoothステレオヘッドセットとともに、液晶保護フィルムとインナーバッグが用意されている。スライド型の「Endeavor NY10S」の場合、ディスプレーがつねに露出することになる。バッグの中で擦れて傷がつくことなどを考えると、液晶保護フィルムとインナーバッグは心強い。特にインナーバッグはハンドルがついているから、バッグインバッグとして使っても扱いやすい。

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