人気はやはりベアボーン!マザー&ケースのバラ売りは動かず……
NUCをはじめとする超小型PC自作キットの売れ行きを調査すべく、秋葉原で取材を行なった。
まずは「TSUKUMO eX.」をチェックすると、4階にNUC関連のコーナーを発見。ショーケースには、NUCとBRIXのベアボーンのほか、AbeeのNUC用ケースも展示されていた。自作ファンの多いショップだけに、パーツ買いのお客さんが多いかと思っていたが「マザーボードとケースはほとんど動いていません。ベアボーンで購入されるお客様が大半ですね」(同店の佐藤氏)という少し意外な返事。BRIXについても「問い合わせはいただきますが、売れ行きはおとなしめです。実際のパフォーマンスがどの程度なのかが気になっているようで、お客さまも今はまだ様子見という感じではないでしょうか」(同氏)とのこと。
次に訪れた「BUY MORE秋葉原本店」では、NUC関連製品の特設ブースが設置されていた。インテルの「BLKD33217CK」(i3モデル)と「BLKD53427RKE」(i5モデル)がマシンが展示されており、実際のパフォーマンスを比較・検討できるようになってる。ほかにも、GIGABYTEのBRIX、ZOTACのNANOの各モデルを取り揃え、ショップの入れ込みようが伺える。
「BRIXのi7モデルが人気で、上位のモデルから売れています。インテルはi5とi3が半々といった感じです。玄人の方だけでなく、自作は初めてというお客さまも多いですね。NUCはライトユースが主流になると見ています」(同店の猪狩氏)。やはり、ライトなユーザーが多いようだ。押しの製品を伺うと「i5搭載モデルがオススメです。i3よりもパワフルなので、あまり激しいものでなければ3Dゲームもプレイできます」(同氏)店舗ではドラゴンクエスト10のベンチマークをインストールしたマシンが展示されており、実物のパフォーマンスが気になる方は、来店してみてはいかがだろうか。
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