下り6.93Mbps、上り3.02Mbps
金曜日の鈴鹿サーキット プレスルーム
まず最初に測った場所は鈴鹿サーキットのプレスルーム。16日（金）は搬入日のため、プレス関係者もお客さんも非常に少ないので、速度も出そうだ。結果はというと……。
全然人のいないプレスルーム。速度が出そうな予感がしたのだが……
プレスルームもスカスカだったので期待したのだが、思ったほど速度は出ず。とはいえ、Twitterしたりメールのやり取りをしたりする分には問題ない速度だが
マルチネットワークということで、とても楽しみに接続してみたのだが、うーん。以前使ったGL04Pよりはいい数字とはいえ（関連記事）。何度か速度テストをしてみたが、平均的にこの数値だった。悪くはないが良くもない、といったところか。
下り20.78Mbps、上り3.16Mbps
鈴鹿市内のホテルで生放送に挑戦！
筆者はグッドスマイルレーシング広報という、もうひとつの顔も持っているだが、仕事のひとつとして生放送をしなくてはいけない。予選が終わったあと、毎回ホテルの筆者の部屋からニコニコ生放送をお届けしているのだ。だいたいホテルには有線LANがあるのだが、今回泊まったホテルは無線LANのみ。しかも、回線が細いうえに生放送ができない状態だった。
そこで、今回の旅のお供に連れてきたGL09Pの出番だ。生放送前に速度チェックをしたところ、以下の数値が出た。
17日の予選日の夜に鈴鹿市内のホテルでチェック。なんと20Mbps！ これなら文句ナシだが、生放送に必要なアップロードの速度があまり出ていないのが気になった
下りの速度はかなり出たが、上りの速度が3M程度。上り最大10Mbpsと考えるとこんなものだろうか。とはいえ、ニコニコ生放送はそこまで回線速度は求められていないのでこのまま生放送を始めた。すると、有線LANで接続しているのかと思うくらい安定した放送をすることができた。見ている人も無線LANだったとはわからなかっただろう。
生放送中にパチリ。USBテザリングもできるので、USBケーブルでPCと繋げばもっと安定した速度が出るだろう
下り8.64Mbps、上り2.94Mbps
真夏の祭典中にプレスルームでチェック！
SUPER GT屈指のお祭りイベント、鈴鹿1000km。動員数も明らかにほかのサーキットより多い。プレスの人数ももちろん多い。こんな状況ではたしてTwitter実況ができるほどの速度が出るのだろうか。人がもっとも集まる18日の決勝レース直前にベンチマークテストをした。結果は以下のとおり。
気温も高いうえにこの人の数！ こりゃ電波干渉しそうだ
あらら。人が多いのに金曜日より速度が出てしまった！
まさか搬入日（金曜）より速度が出るとは！ ともあれ、安定してこの速度が出ていたおかげで、実況やメールチェック、画像の送受信などが滞りなくできた。
ほぼスキのないモバイルルーター
3日間、筆者の通信の相棒としてみっちり使わせてもらったGL09Pだが、端末代込みでも（2年契約前提で）月額3880円で維持できることもあり、非常にお買い得なモバイルルーターだと言える。これひとつでマルチなネットワークが利用でき、5000mAhの巨大バッテリーは本当に使い勝手がいい。Wi-Fi運用している端末がある場合、とくに稼働時間はモバイルルーターの命綱だ。今回、6時間のレースで繋げっぱなしだったが60～70％くらいまでしか減っていなかった。
デメリットとしては、大容量バッテリー搭載なので大きくて重い、またスリープから復帰するときにパケ詰まりのような状態になる（ただし端末を再起動するとすぐに戻る）といったところ。後者についても出始めの端末ということで、今後の改善に期待したい。
そんなデメリットがあまり気にならないほど、GL09Pは使えるモバイルルーターだった。もし、モバイルルーターの導入を考えているなら、候補に入れていい端末だ。
