直径4㎜のスリムヘッドは視界良好!
さて、実際の書き心地はどうだろうか。今回はiPad miniで「PSA-TPA1」を試用してみる。なお、アプリには使い心地を比べるために以前「Jot Touch 4」のレビューで使用した「Zen Brush」を利用した。
ペン上部のキャップを外して、付属の単6アルカリ乾電池を装填。ペン本体の側面についているスイッチを押すとLEDが点灯した。これで準備は完了だ。iPad miniのパネルにタッチし、画面上にペン先を走らせてみる。すると、確かに力を入れなくてもキレイに書ける。予想以上の滑らかさだ。小生は元々筆圧が強い方なので書くときに無駄に力がかかってしまうのだが「PSA-TPA1」は無理に力をかけなくてもスイスイ書くことができる。しかも乾電池込みで約17gの超軽量だから手首にもタブレットにもやさしい仕様なのだ。じつに快適だ。
静電発生機構が効いているのはもちろんだが、それ以上に快適度をアップさせているのが細いペン先だ。従来からあったペン先の太いスタイラスペンもアプリの設定を変えれば細い線も書くことはできたが、太いペン先からひょろひょろした線が出てくるのはなんだかスッキリしない。触れている場所がハッキリしないため、どこに線が描かれるのかわかりにくいのだ。
一方、この「PSA-TPA1」では、そんなわずらわしい気分になることはない。図を描くときも線と線がどこで交わるか一目瞭然で“だいたいこの辺かな?”なんてことを考える必要もなく、書くことに集中できるのだ。
走り書きのように乱雑に描いても、線が途切れることもなく、とっさのメモなどには非常に有効だろう。ごく稀にペン先を極端に傾けると反応しないことがあったが、普通に書いている分には問題ないだろう。
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