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せきゅラボ研究結果 第3回

生活そのものが穴になる時代に “デジタルライフを安心サポート”

スマホが毎週1万台消える時代のセキュリティとは?

2013年08月27日 11時00分更新

文● 外村克也(タトラエディット)

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セキュリティレベルを格段にアップできるクラウドサービス!

 LiveSafeを導入したAndroid端末では、上記のセキュリティアプリのほかに、強力なクラウドサービスを利用することも可能だ。とくに注目すべきは「McAfee Personal Locker」。これは、1GBまでのデータをクラウドに保存しておき、スマホやPCから参照できるようにするもの。

 スマホは肌身離さず持ち歩く端末ということもあり、“各種サービスのアカウント情報や暗証番号類をあらかじめキャプチャや写真データで保存しておき、日々の生活や旅行時に役立てよう”という主旨のライフハックを見聞きすることがあるが、絶対に漏らしてはいけない類の情報をスマホに直接保存することは、あまりにも無防備だ。

 一方で、海外旅行中などクリティカルな個人情報が突然必要になる場合を考えると、いつでも参照できてしかるべきという考え方もわかる。

 そこでこのPersonal Lockerの出番。保存方法などの取扱いに悩みがちなデータは、このアプリ経由でクラウドに保存しよう。顔認証や音声認証を使った強固な生体認証プログラムで守ってくれる。

 また、SNSなどのクラウドサービスをよく使うのであれば「McAfee SafeKey」もおすすめ。Personal Locker同様、アプリとして導入することで、こちらは各種サービスのパスワードを一元管理できる。

 サービスごとに異なるパスワードを設定するのは、普段遣いを考えると面倒なものだが、Personal Lockerは一元管理と同時にパスワード生成も引き受けてくれるので、誰でもサービスごとに異なるパスワードを利用できる。

 これで、SNSサービス提供者のミスでパスワードが流出しても、そのパスワードを流用することで他のサービスも芋づる式に不正ログインされるという危険から逃れられるわけだ。

個人情報を守れるクラウドストレージ「Personal Locker」と、パスワードを一元管理できる「SafeKey」。いずれも「LiveSafe」契約者なら追加費用無しで利用可能

 スマホは利便性が高く、ときにはノートPCよりも利用頻度が高くなることも。そうした便利な端末だからこそ、安心できるセキュリティアプリでしっかりと守っておくべきだろう。

第2回はこちら

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