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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第52回

片手で使いやすいコンパクトスマホだが、スタミナは十分なのか?

2013年08月12日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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小技の充実度が抜群
AQUOS PHONE si

 AQUOS PHONE siの省エネ機能といえば「エコ技」と「S-CG Silicon液晶システム」が有名だ。エコ技は、従来の機種と同様に「標準」「技あり」「お助け」の3モードを用意。また電池残量や時間帯によってモードの切り替えが可能だ。各モードは編集をすることで省エネ設定のカスタマイズも可能だ。

 また本機のS-CG Silicon液晶は、話題のIGZOでは無いものの、あまり動きがない画面の表示時に節電をしてくれる。YouTubeの動画テストでは効果を発揮できなかったが、電子書籍や画像を見る場合には有効だろう。

 ディスプレーの「画質モード」設定には優しい色合いになり、目の負担に配慮したという「リラックス画質モード」がある。実物の色に近付ける「ナチュラル画質モード」や、屋外で見やすい「アウトドアビュー」も引き続き搭載している。

AQUOS PHONEのエコ技ではモードごとに設定を編集できる。画質は使うシーンに合わせたモード変更が可能

 なおAQUOS PHONE siには「スリープ」モードがあり、電源を切るときに「スリープ」を選ぶとすぐに端末が起動する。このような小技はほかにもあり、本体を振ると画面がオフになる「Shake OFF」、本体を手に持っていると無操作でも画面が消えない「ブライトキープ」、ホームボタンを長押しすると「どこでもコピー」や手書きのメモができる「クイックツールボックスEX」などが特徴的だ。

スリープモードで電源を切れば、すぐに端末が起動可能。スマホが使えない場所に移動する際に便利。画面の左にツールボックスを表示

 小さいウィンドウでYouTubeを表示できる「ミニネット動画」に、ワンセグ視聴中にTwitterができる「アナザービュー」なども便利である。

独自のミニアプリも用意されている

 「電話帳アクセスモニター」は便利というよりセキュリティー系の機能で、どんなアプリが電話帳へアクセスしているのか確認でき、さらに電話帳アクセス自体を拒否することも可能だ。Androidに怪しいアプリが多いことを考えると安心につながる。

電話帳にアクセスするアプリを制限できる

 音へのこだわりも強く、サウンド効果には「ドルビーモバイル」の技術が搭載され、カスタマイズも可能。ワイヤレスヘッドホンを使うなら、Bluetooth aptX設定で高音質になっている。なおUIの音も井出 音 研究所によるサウンドを用意している。

「ながら操作」でおなじみ
Optimus it

 Optimus itの省エネ機能はバッテリーの設定に用意されている。バッテリーが残量30%以下になると起動する「バッテリーセーブ」は、節電項目を変更することが可能。項目数は少ないが、シンプルで分かりやすい。「クアッドコア制御」ではワンタッチでCPUの制御ができる。また地味に便利なのがバッテリー残量をステータスバーにパーセント表示する機能だろう。

バッテリー残量が30%以下になったときに節電モードに移行することが可能

 Optimusシリーズではおなじみの「Qスライド」と「Qメモ」も引き続き搭載。「Qスライド」ではミニウィンドウでアプリを表示。動画を再生しながらウェブサイトを見る、ウェブサイトを見ながら電卓を表示する、といった「ながら操作」に向いている。

「Qメモ」はスクリーンショットを撮りながら、そのままメモができる機能。手書きができるので、電話中にサッとメモをとったり、気になったが画面にすぐに書き込みをして保存ができる。

LG製スマホでおなじみのミニアプリのほか、画面をキャプチャーしてすぐに手書きメモを書き込める「Qメモ」も搭載している

 さらにワイヤレスでテレビ出力ができる「Miracast」を使っている際に、テレビで動画を再生しつつ、端末本体でメールやウェブ検索ができる能もある。

 細かい便利機能では「プライバシーキーパー」がある。これは着信があったときに相手の名前などを表示しない機能。トイレなどでスマホから離れたタイミングで着信が来て、周囲の人間がスマホの画面を見ても、誰から電話がかかってきたのかわからない。プライベート/ビジネスを1台のスマホで兼用している人に便利な機能だ。

 他にも着信時の振動を少しずつ大きくする「ジェントルバイブレード」や、動画再生時には「ジェスチャー」で画面の設定を変更できる。「スマート スクリーン」では視線があると画面が消灯しなくなる。

 音楽機能では「スリープタイマー」で時間を設定して音楽再生を止められる。さらに再生画面でテレビのアイコンをタップすると、その楽曲に関連したYouTubeの動画を探せる。スピーカーでの再生ではそれくらいだが、ヘッドホンを装着すると「オーディオエフェクト」の設定が調整できるので、細かな音のカスタマイズが可能だ。

イヤホン接続時にサウンドのエフェクト調整が可能

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