最高画質でのプレーは少々厳しいが、、、、

いよいよ登場のFF14＆ドラクエ10の快適さをXPS 13で徹底チェック (3/4)

2013年08月20日 08時00分更新

文● 高橋量

ドラクエ10のプレーはまったく問題なし！

　まずはドラクエ10の公式ベンチマーク「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.00（以下、ドラクエ10ベンチ）」の結果からご覧いただこう。なおプレーに必要環境として公開されているスペックは以下の表の通り。CPUのAMD Phenom II X2については3年前の製品なので問題はない。XPS 13ならドラクエ10の必要スペックを軽くクリアーしていることがわかる。

ドラクエ10の必要スペック（ノートパソコンの場合）
OS	Windows Vista/7/8
CPU	AMD Phenom II X2 2.0GHz以上
メモリ	2GB
ストレージ	空き容量32GB以上
グラフィック	Intel HD Graphics 2000
DirectX	DirectX9.0c以上
解像度	800×600

　ドラクエ10ベンチでは、グラフィック設定として「低品質」と「標準品質」、「最高品質」の3項目、解像度としては「640×480ドット」と「1280×720ドット」、「1920×1080ドット」、表示方法として「ウィンドウ」と「フルスクリーン」を選択できる。想定しているプレー環境によって、さまざまな組み合わせを選択可能だ。

「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.00」のメイン画面

　今回はグラフィック設定の「低品質」を除くすべての組み合わせでテストを行なった。結果は以下の表の通り。

ドラクエ10ベンチのテスト結果
	ウィンドウモード			フルスクリーン
	低品質	標準品質	最高品質	低品質	標準品質	最高品質
1280×720ドット	3913（普通）	3074（普通）	2026（やや重い）	4045（普通）	3193（普通）	2023（やや重い）
1920×1080ドット	2151（やや重い）	2143（やや重い）	1236（重い）	2440（やや重い）	2099（やや重い）	1253（重い）

　標準では、各項目が「標準品質」－「1280×720ドット」－「ウィンドウ」に設定されているが、この場合のスコアは「3074」で「普通」となる。状況によっては多少カクつくことがあるかもしれないが、まず問題なくプレーできるレベルだ。

ベンチマークの標準設定では、スコアが「3074」の「普通」という結果に

　より美しい画面でプレーしたい場合はグラフィック設定を「最高品質」に、解像度を「1920×1080ドット」に変更すればよいのだが、スコアがかなり下がってしまう。逆にグラフィック設定を「低品質」に落としてもスコアは「3913」の「普通」とそれほど変わらない。XPS 13でプレーするなら、「標準品質」の「1280×720ドット」あたりがよさそうだ。フルスクリーンモードでプレーすればスコアが多少向上するが、それほど効果があるわけではない。

　ちなみに解像度を「640×480ドット」に変更すればウィンドウモードの最高画質でも「3050」とスコアが大きく上昇するが、プレー画面の左右が切り取られてしまう。またウィンドウモードでは画面が小さく、フルスクリーンモードではドットが目立って画面が荒くなるためオススメはしない。

640×480ドットでのベンチマーク実行画面（画面中央）。画面のサイズが切り取られているため、情報量が極端に減ってしまう

　最高画質を選べないのは残念だが、実際にベンチマーク中の画面を見ても、それほどの違いは感じられなかった。確かに最高画質は美しいが、低品質の画面でも十分納得できるレベルだと思う。

グラフィック設定が「低品質」の場合の画面

グラフィック設定が「最高品質」の場合の画面

　今回の検証を行なっている間、ちょうどドラクエ10のベータテストが行なわれていたため、試しにXPS 13からプレーしてみた。実際のゲームではドラクエ10ベンチに比べて画質をより細かく設定できるが、今回は標準設定のままでログイン。オンラインモードで街の中を探索したりフィールドで戦闘を行なってみたところ動作はサクサクで、とても快適にプレーできた。

　解像度を1920×1080ドット、グラフィック設定を「最高品質」にしてプレーしてみたところ、ほかのキャラが多い街中などではやや動きがもたつくものの、全体的には気になるレベルではない。ベンチマークでは不安になる結果となったが、実際のプレーでは問題ないように思える。

　ただしXPS 13のコンパクトなキーボードでは、操作性の面でやや厳しいかもしれない。慣れれば問題ないのだが、より快適にプレーするならゲーム用のコントローラーを用意しておきたい。