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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第144回

その投稿ホントに大丈夫? SNSの炎上を防ぐワザ

2013年08月07日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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Twitterは鍵をかけてフォロワーを限定する

 Twitterのプライバシーを確保するなら、鍵と呼ばれる機能を有効にして、ツイートを非公開にする。鍵を付けると、アカウントをフォローするのに承認が必要になる。承認されるまではツイートは閲覧できないし、もちろん検索もされない。承認した友だちだけが閲覧するなら、ツイートをかぎつけられる心配は一気に小さくなる。また、鍵付きのアカウントをフォローしていても、そのツイートはリツイートできない。友人が広めようとしても無理なのだ。コピー&ペーストして広められることも考えられるが、偽造可能な方法では簡単に炎上しない。ただし、画面を保存されれば広めることは可能なので、万全ではない。

メニューから「設定」を開く

中ほどにある「ツイートの公開設定」の「ツイートを非公開にする」にチェックし、画面下の「変更を保存」をクリックする

パスワードを入力する

アカウントに鍵が付いた。アカウント名の横に鍵のアイコンが付いているのがわかる

ほかのユーザーから鍵付きアカウントを表示した画面。ツイートは非公開になっている。「フォロー」をクリックしてみよう

通常はすぐフォローできるが、鍵付きアカウントだと「保留中」になる

フォローのリクエストがあると、画面左に表示される

「許可する」をクリックすれば、フォローされる

フォローが許可されれば、ツイートを閲覧できるようになる。ただし、リツイートやメール共有のリンクは表示されない

 鍵付きアカウントとはいえ、想定外の使い方をすると情報が漏洩するので注意が必要だ。例えば2012年、AKB48のメンバーがTwitterで男性と撮った写真が流失し、脱退した。プライベートなアカウントだったので、当然鍵は付けていたのだが、投稿した写真がごっそり流出したのだ。これはTwitterとは異なる写真共有サービスを利用していたため。鍵付きアカウントから投稿しても写真はダダ漏れなのだ。写真を投稿するなら、Twitterの公式アプリや公式ウェブページからツイートするようにしよう。

写真の短縮URLが「pic.twitter.com/」から始まっていれば、鍵付きの場合写真も非公開になる

 「Twilog」というツイートをブログ形式で保存してくれるサービスがある。本来であれば、流れてしまう投稿をブログとして公開できるので人気を集めている。鍵付きアカウントのツイートは記録できないのだが、過去に投稿し、ブログ化しているデータはそのまま残る。もし、過去のデータも含めて隠すなら、Twilogのアカウントを削除しておこう。

Twitterをブログ形式で保存してくれる「Twilog」。利用中のアカウントを鍵付きにする場合は、このデータの扱いも検討しておこう

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