米アップルが、ワイヤレスチップ開発企業であるPassif Semiconductorを買収した。
9 to 5 Macによると、Passif Semiconductor社はカリフォルニア州オークランドを拠点とする企業で、低消費電力版Bluetoothといわれる「Bluetooth LE」をベースにした低消費電力の通信チップを開発している。このチップはiPhoneやiPadに用いられることも考えられるが、アップルは「iWatch」など、ウェアラブルコンピューター技術の実現を目指しているとされており、今回の買収はそうしたデバイスの実現を視野に入れたものと見られる。
なお、買収の金額や条件などは広報されておらず、また、日本時間2日12時現在、アップルによる正式なコメントはない。
アップルはここ最近だけでカナダの地域情報検索サービスのロケーショナリーと、乗換案内サービスの米ホップストップ・ドット・コムを買収したほか、イスラエルの3D感知技術企業プライムセンスの買収を検討していると報じられている。
iPhone、iPadに代わる次なるヒット商品が欲しいアップル。水面下での動きが活発化しているようだ。
