アプリの予算は5000円、手軽にできるiPad App Music
改めて今回の楽曲の総括すると、使ったアプリは以下の4種類です。
- Music Studio
- Audio Elements
- Beat Twirl
- iVocaloid 蒼姫ラピス
予算的には全部で5000円程度で手に入るアプリです。アドオンがなくても充分に使えるMusic Studioのお買い得感は凄いですね。下の3つに関してはあくまで個人的な要求を満たすために使っただけなので、Music Studioのみで仕上げることももちろん可能です。
デスクトップミュージックから更に進化したiPad App Music、略してPAM。ミュージシャン・藤村 亮として、これから提唱していきたい言葉です(笑)
基本的には最初に挙げた3つと、アイディアさえあればPAMは始められます。DTMで言うところのPCとDTMソフト、インターフェースをそのまま置き換えたような感じですが、何より場所を選ばず音楽が作れるというのがポイント。
電車やバス、タクシーでの移動中、会社のランチタイムやアルバイトの休憩時間。そんなちょっとした合い間にシーケンスを打ち込んで、家に帰ってまとめる。一日に一小節しか作れないほど忙しい毎日でも、一年あれば365小節作れます。今回のように20パート程度で割っても、各パート16小節以上は作れます。それだけの素材があればきっと立派な楽曲に仕上げられるはず。
PAMで感じる、現代的でスマートなミュージシャン気分。あなたも楽しんでみませんか?
藤村 亮(ふじむら りょう)
1981年埼玉県生まれの音楽家。2006年にバンド"AciD FLavoR"の7弦ギタリストとしてメジャーデビュー。2008年にベルギーのインディーズレーベルと契約を交わし"Ryo Fujimura"としてソロ活動を開始。ヨーロッパ最大の日本文化イベント"JapanExpo"や各国で行われるJ-Musicイベントなどにゲスト参加。2012年からは活動の幅をメキシコにも広げ、3度に渡るライブツアーを行なう。2013年4月、ロックバンド"流天"を結成。ヴォーカルとギター、作詞作曲を担当。愛用のIbanez製7弦ギターを手に世界を渡り歩くロックジプシー。
この連載の記事
-
最終回
スマホ
音楽アプリの定番、プロが見る「GarageBand」の圧倒的な良さとは -
第75回
スマホ
ダブステップにスマホで入門!? 「Drum Pads 24」を試す! -
第74回
スマホ
作曲だけじゃない、ライブ音源としても使えるiPad用DAWアプリ「BeatHawk」 -
第73回
スマホ
iPhoneに鼻歌を録音するだけで、楽曲が完成するアプリ!? -
第72回
スマホ
500の音色が高品質! プロが憧れたドイツ製シンセのiPad版は納得の出来 -
第71回
スマホ
いろいろな効果音が鳴らせるアプリは、音楽アプリになるか? -
第70回
スマホ
失敗しない! 初めてのリズムマシンはiPad版「D-Pad」がいい -
第69回
スマホ
スマホでヴァイオリンを演奏! 弦楽四重奏も楽しめるぞ -
第68回
スマホ
PD音源をアプリで! カシオのシンセ「CZ」が80年代っぽい -
第67回
iPhone
今さらやる意味はあるのか!? 「ブブゼラ」アプリを比べる -
第66回
スマホ
ボタンを押せばループ完成! ヤマハ製シーケンサーアプリが超簡単 - この連載の一覧へ