「StayHear+」が特徴的な外観
製品をじっくりと見ていくと、特徴的な爪のようなサポート「StayHear+」を備えたイヤーチップは、発売中のインイヤータイプヘッドフォンの「IE2」とほぼ同じだが、ハウジングの形状やデザインはまったく異なっている。
ハウジングはわずかに大きめで楕円形のラウンドフォルムを採用。ハウジングの外側には小さな穴が無数に空いたデザインとなっており、ここに外部の騒音を拾うマイクや、独自の低音再生技術「TriPort」テクノロジーのポート(空気孔)などがある。
ノイズキャンセルユニットは別体式で、連続使用約16時間のバッテリーを内蔵する。電源オンでノイズキャンセルが働くが、万一バッテリーが切れてもノイズキャンセルなしの普通のヘッドフォンとしても使えるので安心だ。
このほかに、左右のハウジングから出たコードが結合するY字部分には、マイク内蔵のリモコンがあり、着信時にはイヤフォンをつけたままスムーズに通話ができる。これに加え、新たに搭載された「Awareモード」(後述)への切り替えも可能だ。
装着感は実に軽快
カナル型が合わないという人でも気軽に使える
さっそく装着してみる。やや大きめのハウジングだが耳のくぼみにすっぽりと収まるのではみ出したりはしないし、かさばるような感じもない。
StayHear+の装着感は、いわゆるカナル型では得られない軽快さが心地いい。耳の穴の奥まで押し込まず、穴の入り口周辺を塞ぐだけなので圧迫感がない。それでいて爪のような形状のサポーターがしっかりと耳にフィットしているので、頭を振ったくらいではずれるような気配もなく、安定感も優れている。