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コストパフォーマンスの高いスタンダードノートPC

GDDR5で高速化!「LuvBook K」は、4700MQと750Mで9万円台のお得ノート

文●石井英男

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最新ゲームも遊べるだけのパフォーマンスを実現

 LB-K600Sは、スタンダードノートPCながら、最新のクアッドコアCPUと単体GPUを搭載しており、そのパフォーマンスには期待できる。さらにビデオメモリがGDDR5である効果はどうなのか。いくつかのベンチマークテストを行なってみた。

 まず、Windows 8の快適動作の指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」のスコアを見てみよう。スコアは、プロセッサーが「7.6」、メモリが「7.7」、グラフィックスが「6.8」、ゲーム用グラフィックスが「6.8」、プライマリ ハードディスクが「5.9」と、優秀な結果である。HDDモデルなので、プライマリ ハードディスクのスコアがやや低いが、それ以外はデスクトップPCにも負けないスコアであり、重いアプリケーションでも快適に動作する。

LB-K600SのWindowsエクスペリエンスインデックスの計測結果。かなり優秀なスコアだ

 次に、PCの総合的なパフォーマンスを計測する「PCMark 7」を実行してみた。結果は下の表に示した通りであり、総合値のPCMark scoreは3270であり、こちらもスタンダードノートPCとしては高いスコアだ。また、3D描画性能を計測する「3DMark」のスコアも、単体GPUを搭載しているため、かなり高い。さらに、実際のゲームでのパフォーマンスを計測するために、「ファイナルファンタジー XIV:新生エオルゼアベンチマーク」と「MHFベンチマーク【大討伐】」を実行した。

「PCMark 7」

「3DMark」

 ファイナルファンタジーXIVベンチマークでは、1280×720ドットの最高品質で5318という高いスコアを記録し、評価も「とても快適」であった。フルHD解像度(1920×1080ドット)の高品質では3993であり、評価は「快適」であった。また、MHFベンチマーク【大討伐】でも、1280×720ドットで9464、1920×1080ドットで4827という高いスコアを記録している。ミドルレンジとしては高い性能が出ているのは、やはりGDDR5搭載によるものなのだろう。やはり、LB-K600Sは最新ゲームもフルHD解像度で十分にプレイできるパフォーマンスを持っているといえる。

「ファイナルファンタジー XIV:新生エオルゼアベンチマーク」

「MHFベンチマーク【大討伐】」

幅広い用途に対応できるコストパフォーマンスの高いノートPC

 ベンチマーク結果からもわかるように、LB-K600Sは、直販価格で10万円切るスタンダードノートPCとは思えない、高いパフォーマンスを誇る製品であり、コストパフォーマンスは非常に高い(2013年7月末現在、送料/手数料を入れると10万2900円)。クアッドコアCPUを搭載しているため、動画編集やエンコード、RAW画像の現像など、CPU負荷が高い作業にも向いている。目に優しいノングレア液晶を採用しているため、長時間PCに向かうことが多い人にもお勧めだ。

 さらに、単体GPUも搭載しているので、ゲームなどの3D描画性能を要求する用途にも対応できる。グラフィックスに「GeForce GT 750M」とGDDR5メモリの組み合わせることの高速化も魅力だ。

 このように、LB-K600Sは、さまざまな用途に対応できるノートPCとして、初心者から中上級者まで幅広い層にお勧めできるマシンだ。さらに高い性能を求める人には、SSDとHDDの両方を搭載したLB-K600X-SHもお勧めしたい。

初出時、タイトル及び本文などで「GDDR」を「DDR」と表記していました。お詫びし、訂正させていただきます。(2013年8月6日)



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