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最新スマホがテレビや音楽プレーヤーに取って換わる!? 第1回

スマホ8機種でDIGAやソニーBDレコの録画番組を楽しむ!

2013年07月29日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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同じフルHDでも画質には違いが!!
Android端末で画質の違いはハッキリ 

 スマホをテレビとしても使うのであれば、動画再生の画質が重要。その点では、今夏の最新モデルで続々と増えてきたフルHDパネル採用モデルの画質が気になるところだ。

 そこで、Android端末でテスト用のフルHD(1080/60p)動画を表示し、その画質を比べてみた。以下は動画を表示した端末の写真だ。

GALAXY S4の画面。色の深みがよく出ているのは有機ELのよさ。コントラスト感もしっかりとしており、影になった部分の色もきっちり出ている。バランスのいい画質だ

GALAXY S4の画面。色の深みがよく出ているのは有機ELのよさ。コントラスト感もしっかりとしており、影になった部分の色もきっちり出ている。バランスのいい画質だ

HTC J Oneの画面。明るめの映像だが雲の白い部分はなんとか階調が出ている。芝のグリーンが鮮やかで精細感の高い映像だ。あっさりとした色だが、階調感はスムーズ

HTC J Oneの画面。明るめの映像だが雲の白い部分はなんとか階調が出ている。芝のグリーンが鮮やかで精細感の高い映像だ。あっさりとした色だが、階調感はスムーズ

AQUOS PHONE ZETAの画面。明るく、しかも色乗りのいい元気な画質。多少派手さはあるものの、見栄えのする画質だ。ややコントラスト不足だが、輪郭もくっきりとしていて、不満は少ない

AQUOS PHONE ZETAの画面。明るく、しかも色乗りのいい元気な画質。多少派手さはあるものの、見栄えのする画質だ。ややコントラスト不足だが、輪郭もくっきりとしていて、不満は少ない

ELUGA Pの画面。解像感と色乗り、コントラスト感のバランスが整った優等生画質。特に目を引く特徴はないのだが、破綻がなく全体のバランスが自然で本来の映像に近い再現となっている

ELUGA Pの画面。解像感と色乗り、コントラスト感のバランスが整った優等生画質。特に目を引く特徴はないのだが、破綻がなく全体のバランスが自然で本来の映像に近い再現となっている

ARROWS NXの画面。精細感の高さや緑の芝の微妙な色調の変化を描くなど、忠実な映像。ややコントラスト不足にも感じるが、見通しがよくフルハイビジョンらしい解像感の映像を楽しめる

ARROWS NXの画面。精細感の高さや緑の芝の微妙な色調の変化を描くなど、忠実な映像。ややコントラスト不足にも感じるが、見通しがよくフルハイビジョンらしい解像感の映像を楽しめる

Xperia Aの画面。720×1280ドットのためか解像感の差がはっきりわかり、道路の手すりなど、解像度変換によるジャギーが出てしまう。ただし、色のりやコントラスト感は良好

Xperia Aの画面。720×1280ドットのためか解像感の差がはっきりわかり、道路の手すりなど、解像度変換によるジャギーが出てしまう。ただし、色のりやコントラスト感は良好

DIGNO Rの画面。こちらも720×1280ドットのため、解像感はやや劣る。色合いは忠実感の高い落ち着いたトーンだが、やや甘めの映像ということもあり、地味な印象に感じやすい。明るいの割に雲の階調が出ているのはいい

DIGNO Rの画面。こちらも720×1280ドットのため、解像感はやや劣る。色合いは忠実感の高い落ち着いたトーンだが、やや甘めの映像ということもあり、地味な印象に感じやすい。明るいの割に雲の階調が出ているのはいい

 結果としてまず言えるのは、フルHDパネルと720pパネルの差が意外なほど解像感に出ていたこと。

 薄型テレビは32V型を下回るとフルHDパネルでなくても1366×768ドットで十分なことが多かった。4~5型の画面ならなおさら差は小さいのでは、と思ったのだが、視距離が近いためか、逆に解像感はずいぶんと違っていた。もちろん、元がフルHD動画なので解像度変換による劣化もあるだろう。

 とはいえ、地デジも1440×1080ドットだし、BSなら1920×1080ドットの映像を見るわけだから、1080pの表示ができるフルHDパネルが優位であることは間違いない。

 そのフルHDパネルも各社でかなり差があり、薄型テレビ以上に画質による個性の差を感じた。

コントラスト感は有機ELパネル採用の「GALAXY S4」
解像感は「ARROS NX」、発色のよさは「AQUOS PHONE ZETA」

 画質評価はいくつかのポイントがあるが、まずコントラスト感で言うならば、GALAXY S4が圧勝。これは有機ELのメリットがよく出た結果だろう。黒の締まりがいいし、色も暗い部分でもしっかりと出ているため、色が深い。

 ELUGA Pはコントラストと色のバランスはなかなかいいのだが、絶対的なコントラスト感で及ばなかった。AQUOS PHONE ZETAも色のりは良好だが、明るめの映像のせいもあってやや軽さを感じる。

 続いて解像感。これは、ARROS NXが最優秀。色味をほどほどに抑えたこともあり、土手の芝の細かい部分までよく見えるし、遠景のビル群も見通しがいい。これに次いで良かったのがHTC J One。こちらも精細感についてはかなりのもので、テレビ番組の視聴でも映画やドキュメントなどを高精細で見たいという人には好ましいだろう。ELUGA Pも映像全体の見通しのよさはなかなかのものだ。

 最後は色。芝のグリーンや空の青、ビルの細かな色などを鮮やかに描いたのはAQUOS PHONE ZETA。GALAXY S4もコントラスト感の高さが色のりのよさをしっかり支えており、なかなかに濃密だった。

 映像でどんな要素を重視するかは好みで選んでいいが、個人的に印象に残ったのは、ARROWS NXの解像感の高さと、ELUGA Pのバランスのいいまとまり。

 ARROWS NXはどちらかというとモニター調で、見映えという点では物足りない部分もあるが、映像本来の良さをしっかりとだす忠実度の高さが気に入った。ELUGA Pはそれぞれの要素では飛び抜けたところはないが、すべてを不足なくまとめており、物足りない部分がない。

 真面目な優等生画質というと、あまり褒め言葉にはならないが、各要素を点数で評価していくと最優秀になるのはこういう画質。薄型テレビやBDレコ、デジカメなどパナソニック全般に通じるそつのない作りだ。

 このところ、スマホの画質をチェックする機会が増えているのだが、人気が高く日進月歩で性能向上が進んでいるだけに、スマホの画質は驚くほど向上していると感じた。7型級の大判サイズや10型級のタブレットは画面が大きくなるだけでなく、色再現やコントラストなどでパネル自体の実力差を感じることもあり、サイズこそ小さいが画質が一番いいのはスマホだと思っている。

 しかも、メーカーによってこれだけ画質が違うというのも、多くの人にとって意外だろう。筆者自身は、画質でスマホを選ぶ人が今後はもっと増えてくると確信している。

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