人に慣れてて逃げない猫を見ると、猫好きは猫をなでようとするのである。本能みたいなもんですな。人を信用してる猫だと、気持ちよくなでさせてくれたり、「なでないなら勝手にすれば」と言わんばかりの顔で平然となでさせてくれる。ありがたや。
そんなとき、猫のどこをどうなでるのか。
家にある猫なで写真をあれこれ見てたら、見事に3つのパターンがあることに気づいた。
1つ目は顎の下。普通、猫をなでるというと最初に思いつく場所で、猫としても下から手が出てくるし手が近づいてくるのが見えるので反応しやすい。慣れてる猫はすっと首を差し出す。
誰かが猫をなでてるとその姿を撮りたくなるもの。やっぱ写真に人が入ると雰囲気が変わるしね。人と関わってる姿も猫らしい。
私が気をつけているのは、なでてるのが知人じゃない場合は相手の顔がわからない位置から撮ること。勝手に撮られたくない人も多いし、勝手に撮っては失礼だし、自分もそうだから。なでてる人の顔を入れたいときは、ひとこと声をかけたり目が合ったときちょっと合図したりする。
そうしそびれたときは、公開するときに顔がわからないようトリミングしちゃう。冒頭写真がそうです。あとになって、一声かけて掲載許可もらっておけばよかったなと思っても後の祭り。
でも、瓦に座ってくつろいでたら猫が横にちょこんと座ったので思わずなでてあげた、という光景がいい。
くつろいでる時の頭ってなでやすいしね。慣れている猫なら嫌がらない。
で、顎の下よりよく撫でられるのは頭から首筋にかけてである。自分より小さなものが横に来たら、つい頭をなでなでしちゃうものだものね。猫は「ただしイケメンに限る」とか言わないし……多分。
その上、多くの猫はおでこから頭頂部あたりをぼりぼりと掻かれるのが好きなようで、自分から頭を押し付けてきたりする。
どうやら気持ちいいらしい。
この連載の記事
-
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ - この連載の一覧へ