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ウェザーニュースのゲリラ雷雨防衛隊に入隊しよう

ゲリラ豪雨が昨年の3.5倍!? 「ゲリラ雷雨防衛隊」始動

2013年07月24日 16時53分更新

文● 貝塚/ASCII.jp編集部

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特設サイトも用意された。「入隊には覚悟が必要」とのこと

 人気の天気予報アプリ「ウェザーニュースタッチ」をリリースしているウェザーニューズでは、今年のゲリラ雷雨(ゲリラ豪雨、局地豪雨)の増加に対抗するため、「ゲリラ雷雨防衛隊」の人員募集を開始した。

 同社によれば、今年のゲリラ雷雨の発生回数は昨年の3.5倍程度が見込まれるという。そこで同社が募っているのがゲリラ雷雨防衛隊の隊員だ。

 入隊すると、ゲリラ雷雨の恐れがある天候の際に、「【監視体制強化】現在、○○で怪しい雲の報告が到着。雲の色に注目して報告を頼む。隊長より」というメールが届くようになる。エリア内の隊員は「雲の色」「雲頂の角度」「肌で感じた感覚」などをリポートとして報告。

「隊長」から届くメールのイメージ

 隊員から届いたリポートと、全国80ヵ所の「WITHレーダー」(半径50km以内、上空2km以下の現象を毎6秒/150m四方で観測するレーダー)と全国3000ヵ所の「ソラテナ」(気温、気圧、湿度、感雨、日照、紫外線の6要素を観測する観測機)の観測結果を組み合わせたデータを「ゲリラ雷雨本部」の人員が解析。ゲリラ雷雨の発生確率が高ければ、アプリのユーザーに通知されるという仕組みだ。

リポート送信のイメージ

 実はこの隊員募集、今年で6回目。昨年度の成果としては、約8万人が登録し、全国平均9割以上の確率で事前予測、さらに平均56分前のアプリ利用者へのメール通知を実現したという。

 ゲリラ雷雨の発生にそなえるだけでなく、ゲリラ雷雨の発生に「そなえさせる」役割の一旦を担えるという、面白い試みだ。回数が増すらしい今年のゲリラ雷雨に対抗すべく、入隊してみてはいかが? ただし、「入隊には覚悟が必要」とのことなので生半可な気持ちでの参加は止めておいた方が良いかもしれない。

初出時、観測機の名称に誤りがありました。訂正すると共に、お詫びいたします。(2013年7月25日)

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