開業当時の姿を残す
「mAAch ecute 神田万世橋」
「mAAch ecute 神田万世橋」の1階部分には、軽飲食やアパレル、雑貨を販売するテナントが入居予定で、現時点で入居が決まっているショップには、シャルパンテが手がける物販店“ヴィノシティ・ドミ”がある。
入居する店舗は、中央線の神田駅付近の高架や御茶ノ水方向の淡路坂の高架などと同じサークル部分に作られる予定となっている。残念ながら当時のレンガ姿をそのままというわけには行かず、耐震補強のための改修がされているが、天井部分などは万世橋駅が建築された当時の姿を見ることができる。
1912年の万世橋駅開業時と、交通博物館の建設にともなって1935年に作られた2つの階段を上ると、万世橋駅のプラットホームが今でも残っている。このプラットフォームにはカフェが開業予定となっている。
階段部分は、当時のものそのままだが、プラットホーム部は安全のためすっぽりとガラスで覆われた形状で、足元もコンクリートが敷き詰められていた。
1階のオープンスペースには、万世橋駅の歴史を紹介するパネルが設置されており、1912年の開業から現在までの歴史がわかりやすく説明されている。また、万世橋駅のレンガ造りの基礎が確認できる“遺構サークル”なども用意されていた。
同施設のオープン予定は9月14日。ショップなどの情報は随時発表していくということだ。