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「ローパスフィルター」搭載、さらに音質調整も可能な高価格帯イヤフォンの新定番

発売直前、シュアの新最上位「SE846」の構造と音に迫る!

2013年07月31日 20時00分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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シュアの新フラッグシップ「SE846」!

 シュアのインイヤーイヤフォン「SE846」が、8月1日にいよいよ発売となる。「1997年発売のE1以来培ってきた、知識とノウハウを詰め込んだ製品」と同社が自負する、同社の新たなフラッグシップイヤフォンだ。

内部機構はこんな感じ。交換可能なノズルなど、これまでのSEシリーズにはなかった特徴をそなえる

 何よりも大きな特徴は、高域、中域、そして「デュアル低域」の、4基のドライバーを搭載する点だろう。各ドライバーは、SE846のために一から開発したものだ。

迫力と明瞭さを両立させたのは「ローパスフィルター」

「E」がローパスフィルター。形状の異なるステンレスプレート10枚で構成される

 SE846の「目玉パーツ」と言えそうな「ローパスフィルター」を簡単に説明したい。ローパスフィルターは、同社オリジナルのステンレス製パーツだ。

 SE846は低域用ユニットを2基搭載するが、低域用ユニットだからといって低域のみを出力できるわけではない。低域用ユニットからも中/高域にあたる帯域の音が出てしまうため、単純にユニット数を増やすと、低域用ユニットから出た中/高域が、中域用/高域用ユニットからの出力とぶつかって音が濁ってしまうのだ。

低域用ユニットからの出力のみが約4インチの「ローパスフィルター」を経由する

 そこで同社が開発したのがローパスフィルター。形状の異なる10枚のステンレスプレートを積層したもので、低/中/高域ごとに異なる経路を通過する設計になっている。

 具体的には、低域用ユニットからの出力は約4インチの経路を通過し、75Hz付近からの帯域が自然にロールオフする。中/高域用ユニットからの出力はストレートにノズルまで届く。フィルターを通過したことで「濁りを生じさせる帯域が減衰した低域」と、中/高域用ユニットからの音がノズルで混合することで、豊かな低域と明瞭な中/高域を両立できるという仕組みだ。(構造について詳しくは、こちらの記事でも説明している)

 実際のところ音質はどうなのだろう。試聴用のプロト機で確かめてみた。

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