USBデバイスも、ファイル管理も、いままでどおりに使えちゃう!
タブレットの姿をしたPC「Surface Pro」の使い道(前編)
2013年07月22日 11時00分更新
アプリも動くし、母艦にもなれます!
何より、長年Windowsを使い込んできたユーザーであれば、膨大な数のソフトを持っているだろう。その中には、PCを使ううえでは無くてはならないアプリがあるはずだ。「写真を整理するなら、どうしてもこのソフトじゃなきゃ……」という人や、お気に入りのゲームで遊びたいという人も、いるだろう。
iPadやAndroidタブレットでは、ほぼすべてのソフトをゼロから探さなければならないし、これまでと同じ物が見つかるとは限らない。しかし、Windows 8を搭載するSurface Proなら、自分がすでに持っているものが、そのまま使えるのである。
新たな手間は生じないし、過去を捨てる必要もない。「やりたいな」と思ったことが、そのままデキる。これこそがiPadやAndroidタブレットにはない、Surface Proのメリットだ。
とはいえ、Surface ProをiPadやAndroidタブレットと比較することは、少々アンフェアかもしれない。というのも、Surface Proの正体はタブレットではなく、タブレットの顔をしたパソコンであるからだ。それは、Surface ProがiPadやAndroidタブレット、あるいはスマートフォンなどの「母艦」になれることからも明らかだろう。
iPadやiPhoneを管理するには、iTunesがインストールされたPCが必要だ。しかしそれは、iPadやAndroidタブレットではできないことなのである。ちなみに、RTのほうは、キーボードとなるカバーが純正オプションではあるものの、ほぼタブレットと考えて使うモデルに仕上がっている。
訂正とお詫び:Surface RTのカバーに関する情報を修正しました。(2013年7月22日)
さて、他の機器と連携できること。これまでと同じ使い方ができること。それらが、Windows 8を選ぶ理由だった。ところで、鋭い読者であれば、ここまでの説明ではSurface Proを選ぶ理由の満足な説明にはなっていないということに、お気づきだろう。これだけなら、Surfaceのようなタブレット型デバイスである必要性は薄く、デスクトップやノートPCでも別に構わないからだ。
そう、Surface Proには、フルスペックのWindows OSと最新のタブレット端末との融合から生み出された、さらなる「プラスアルファ」の魅力があるのだ。そこで後編では、このプラスアルファの部分にフォーカスしていくことにしよう。さらにRTについても説明していく。待て、次回!