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エプソンダイレクトの小型デスクトップPCをレビュー

スリムボディに最新パーツを詰め込んだHaswellマシン「Endevor MR4400E」

2013年07月11日 08時00分更新

文● エースラッシュ

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トリプルディスプレーにも対応する充実のインターフェース

 「Endevor MR4400E」のフロントインターフェースはUSB3.0端子×2、USB2.0端子×1、ヘッドフォン端子、マイク端子が露出しており、上部右側のドアを開いた内側にマルチカードリーダーがある。上部左側は光学式ドライブだ。試用機ではDVD-ROMドライブが搭載されていたが、BTOでDVDスーパーマルチドライブやブルーレイディスクドライブを選択することもできる。

 背面にはPS/2端子×2、HDMI端子、DVI端子、VGA端子、USB2.0端子×4、USB3.0端子×2、有線LAN端子、マイク端子、ライン出力/入力端子が並んでいる。

 コンパクトモデルながらインターフェースはかなり充実している。映像出力方法が3種そろっているためディスプレーの選択肢が多くのもうれしいところだ。手持ちのディスプレーを使いたいという場合、こうした仕様はありがたい。

 そしてこの3つの端子にそれぞれディスプレーを接続することで、トリプルディスプレー環境が実現できる。追加でグラフィックスカードを搭載したデュアルディスプレー環境を業務で利用しているというケースは多いだろうが、標準でトリプルディスプレー対応というのは頼もしい。

 また、USB端子は前後合計で9個だが、キーボードとマウスがPS/2接続であるため全端子をほかの周辺機器で利用できるのもよい。

フロント下部にUSB3.0端子×2、USB2.0端子×1、ヘッドフォン端子、マイク端子が並ぶ

フロントドアの中にマルチカードリーダーを配置

背面にはPS/2端子×2、HDMI端子、DVI端子、VGA端子、USB2.0端子×4、USB3.0端子×2、有線LAN端子、マイク端子、ライン出力/入力端子がある

多彩な拡張スロットを搭載した内部構成

 「Endevor MR4400E」の本体左側面には丸いメッシュ加工が施されているが、これがちょうどCPUファンの真上になる。内部を覗くとファンが回転しているのが見える状態だ。背面の手回しネジを2つ緩めだけで、簡単にケースは開く。

本体左側にメッシュ加工された吸気口がある

 本体内部は、標準状態である試用機では比較的余裕があった。拡張スロットとしてPCI Express x16スロット、PCIスロット、PCI Express x1スロット、PCI Express x4スロットが各1つずつ搭載されており、メモリスロットも4本。小さくとも拡張性が十分にあるマシンであることがよくわかる。

 これらの拡張スロットを使ったBTOメニューも豊富だ。たとえばシリアルポートやパラレルポートといった最近のPCにはめったに搭載されていないポートを増設しておくこともできる。業務利用などでこうした端子を必要としているユーザーにはかなりありがたいことだろう。

コンパクトながら十分な拡張性を持った内部構成

 3.5型のベイも2つあり、SSDとHDD、HDDを2台などストレージの組み合わせにこだわることもできる。本当に、随所で「小さいけれど頑張っているな」と感じさせてくれるマシンだ。

 次回は、「Endevor MR4400E」の実際の使い勝手やベンチマークによる性能評価などについて紹介しよう。

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