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「VAIO Pro 13」「dynabook V832」「LIFEBOOK UH90/L」のベンチマーク結果を比較

ライバル対決!! 当代最強のウルトラブックを決定!(後編)

2013年07月18日 11時00分更新

文● 真島 颯一郎 写真●篠原孝志

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最強のクラムシェル型ウルトラブック決定! 勝負の行方は?

 さて、クラムシェル型ウルトラブックの3モデルを基本仕様とベンチマークテストで比較してきた。それらの結果を踏まえ、今回も各モデルを「使い勝手」「携帯性」「スタミナ」「パフォーマンス」を独断評価。総合的にどのモデルが、もっとも優れているかを採点してみた。以下、評価の高い順に、各モデルを取り上げていく。

各モデルの独断評価
製品名 VAIO Pro 13 dynabook KIRA V832 LIFEBOOK UH90/L
使い勝手 3 4 5
携帯性 5 5 3
スタミナ 5 3 3
パフォーマンス 4 4 3

約1kgの軽さで長時間駆動のスタミナ派

ソニー「VAIO Pro 13」
実売価格:16万5000円前後

総合評価 17点

 約1kgと13.3型とは思えない驚異的な軽さで、そのうえバッテリー駆動時間が、ほかの2機種よりも飛び抜けて長い。また、Haswell世代のCPUを採用し、ストレージにはSSDを採用。総合力でトップを獲得。とくにバッテリーを気にせず、バリバリ使いたいといったユーザーには、見逃せない1台だ。

Hswell世代を凌駕するパフォーマンス

東芝「dynabook KIRA V832」
実売価格:15万7000円前後

総合評価 16点

 スタミナ面でVAIO Pro 13に及ばなかったものの、パフォーマンス・携帯性はトップクラス。さらにフルHD以上の高解像度ディスプレーを搭載しており、Ivy Bridge世代のCPUながら、十分な性能を備えている。3モデルの中では価格がリーズナブルで、コストパフォーマンスにこだわるユーザーにもオススメの1台となる。

超高解像度を使いこなせる上級者向け

富士通「LIFEBOOK UH90/L」
実売価格:18万円前後

総合評価 15点

 唯一の14型で、携帯性では、ほかの2機種に譲るものの、フルHDの約2.8倍の情報量を持つ3200×1800ドット表示の超高解像度ディスプレーは、使いこなせば作業効率が飛躍的に向上する。ストレージにハイブリッドHDDを搭載し、パフォーマンスより容量を重視した構成で、長く使いたいユーザーは、チェックしておきたい1台だ。

 いずれ劣らぬ実力を備えた3モデルによる対決は、VAIO Pro 13が勝利を収めた。とはいえ、価格面を考慮すればdynabook KIRA V832も十分に選択肢としてアリだし、多数のアプリケーションを展開して作業したいといったユーザーには、LIFEBOOK UH90/Lが有力な候補となる。使い方を見極めて、最善のモデルを選んでほしい。

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