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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第142回

Fitbit Oneでダイエット! 運動、食事、睡眠を手軽に記録するワザ

2013年07月10日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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食品データベースはフランスやアメリカなど4ヵ国のみ
日本食は事前に登録が必要

 端末のセンサーで計測できる項目以外のデータも登録して、総合的なライフログとして活用してみよう。摂取した食品を登録するなら、運動の記録も残して、1日のカロリー計算に役立てられる。長期計画を立てて、常に進行状況を確認することが可能だ。医者に言われて水をたくさん飲まなければならないなら、水分の摂取も記録しよう。

 食品データベースはフランスやアメリカなど4ヵ国しか登録されておらず、日本語のデータはなし。英語で検索して利用してもいいが、オススメはカスタム食品として日本料理を登録すること。最初の1回は、その食品のカロリーを調べる必要があるものの、今ではネットですぐに検索できる。次回からはリストから選ぶだけでいい。炭水化物や脂質の量などを正確に入れてもいいが、ダイエットのためならカロリーだけでも十分だ。

食品を検索するとカロリーなどのデータを自動入力できる。画面のデータベースはアメリカのもので、日本のデータは今のところ利用できない

食品を登録するならFitbitのページを開き、「食品を作成」をクリックする

食品名とカロリーを登録。定食や弁当でも、食材ごとに登録するのではなく、1回の食事のカロリーを登録する方がラクだ

登録した日本語メニューで摂取カロリーを入力できる

「お気に入り」で運動(アクティビティ)を登録する。ここでは日本語検索も可能

消費カロリーが追加される

「その他」メニューの「水分」で、摂取した水の量を登録できる。ペットボトルアイコンでクイック追加も可能

 ダッシュボードの「食事の計画」で、ダイエットのプランを設定できる。1日の摂取カロリーと消費カロリーの差を計測し、脂肪を減らしていくのだ。もちろん、ほかのダイエットサポートアプリでも同様のことができるが、歩数計のデータは自動入力されるので、Fitbit Oneを利用するならまとめて管理するといいだろう。

「食事の計画」から目標プランを設定する

目標体重を設定し、プランを保存する

ダッシュボードで進行度や達成予想日などを確認できる

Fitbit Oneを目覚まし時計として利用する

 Fitbit Oneはバイブ機能を備えており、目覚まし時計として利用できるのも特徴。例えば、家族と一緒の部屋で寝ている場合、普通の目覚まし時計では全員が起きてしまう。スマホのバイブ機能でも同じだ。しかし、Fitbit Oneのバイブ機能なら装着している本人だけが起きられる。早朝にジョギングするといった人にぴったりだ。また、電車の中で眠りたいが、寝過ごしが心配なときにも利用できる。スマホのアラームは設定によってサウンドが再生されるが、Fitbit Oneなら安心して使える。時刻の設定はスマホアプリやブラウザーから行なう。

 Fitbit Oneのアラームが動作して起きたら、ボタンを押してオフにする。オフにしない場合は、2回繰り返してアラームが動作する。

「その他」メニューの「目覚まし機能」から、アラームを鳴らす時刻を設定する

 自分の睡眠サイクルに興味があるならFitbit Oneを活用しよう。ライフログも取れるので総合的なヘルスコントロールに役立つ。体調が悪い場合は、前日の食事やアクティビティー、睡眠の記録をチェック。しばらく利用していれば、因果関係の傾向が見えてくるだろう。原因を解消していけば、常に万全のコンディションを維持できるようになるかもしれない。

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筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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