日本ヒューレット・パッカード（日本HP）は7月9日、サーバー／クラウド運用自動化ソフトウェアの新バージョン3製品を発表した。
発表されたのはサーバー管理自動化ツール「HP Server Automation 10」、ITプロセス自動化ツール「HP Operations Orchestration 10」、ハイブリッドクラウド管理ツール「HP Cloud Service Automation 3.2」。
今回発表の新製品と価格一覧
Server Automation 10では、新たに仮想アプライアンス版の「HP Server Automation Virtual Appliance（SAVA）」が提供される。通常版製品（Server Automation Enterprise）と比較した場合、管理できるサーバーOSはWindowsとLinuxのみ、また規模は3000台までなどの制限があるが、インストールとセットアップが短時間で完了すること、通常版よりも安価に利用できることなどのメリットがある。
Operations Orchestration 10（OO 10）では、運用自動化のテンプレートが従来の4000種類から5000種類以上に拡充された。新たに「Amazon EC2」「OpenStack」「vCloud Director」「Hyper-V」「KVM」などのテンプレートが追加されたため、オンプレミス／ハイブリッドクラウドを含め、さまざまな環境に対応した運用自動化を実現する。さらに今回、ライセンスも「1OSインスタンスごと」の課金に変更されている。
Cloud Service Automation 3.2（CSA 3.2）では、IT資産管理ツール「HP Asset Manager」との連携による課金管理機能（チャージバック機能）が提供される。
HPの運用管理ソフトウェア全体における3製品の位置づけ
