小さくても使いやすいキーボード&ディスプレー
キーボードはアイソレーション(飛び石)タイプを採用している。キーピッチは17mm、キーストロークは1.4mmと、この手のモバイルマシンとしてはかなり努力がみられるつくりだ。薄型マシンにしてはキーストロークが深めなおかげで入力しやすい。キーピッチは、フルピッチのものと比べれば狭いのだが、こちらもすぐに慣れて問題なく入力できた。キーボードバックライトも搭載されており、航空機の中や、プロジェクターを使ったプレゼン時など、暗い場所でも快適に利用できる。
タッチパッドはボタン一体型のタイプで、ボディに対しては少し大きなものを採用。NFCリーダー機能もタッチパッド部に搭載されている。
ディスプレーは小型ながらフルHDに対応したIPS液晶だ。色鮮やかな表現を得意とする「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用。さらに高画質エンジン「X-Reality for mobile」も搭載している。ディスプレーを開くと下端が本体下側に入り込むような動きをし、ヒンジ側から手前に向けてキーボードが傾斜した状態になる。小型マシンだけにパームレスト部は狭いが、テーブル面との段差が非常に少なくなることで、手首が不自然に浮くという感覚がなく快適だった。
薄型モバイル機には必要十分のインターフェース
VAIO Pro 11のインターフェース類は、USB 3.0端子×2、HDMI端子、Bluetooth 4.0+HS、92万画素HDウェブカメラ、マイク/ヘッドホン出力端子、またメモリカードスロット(SD/SDHC/SDXC)と最小限だ。モバイル用の超薄型マシンなので、これだけあれば十分だろう。
メインマシンにしてもいいほど性能が高いため、HDMI接続できる外部ディスプレーと外付けの光学式ドライブを用意すると、十分活躍してくれるはずだ。