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Haswellで組む自作PCレシピ 第2回

フォームファクターから選ぶHaswell対応マザー【Micro ATX編】

2013年07月09日 12時00分更新

文● 山県

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せっかくならコンパクトな
Micro ATX対応PCケースに入れよう

 ハイエンドなMicro ATX対応マザーボードが増えるのにともない、ここ最近はそれらをガッチリと受け止めてくれるPCケースも数多く発売されている。そこで、Micro ATX対応のオススメPCケースを紹介しよう。

 早くもロングセラーの呼び声高い製品が登場するなど、なかなか目が離せない状況だ。今までATX派だったというユーザーにとっても気になる製品があるかもしれない。

CORSAIR「Obsidian 350D」
実売価格:約1万4500円

Micro ATX対応ながら240mmサイズのラジエーターを2基搭載できる高い拡張性が特徴だ。最長380mmのビデオカードが収まるのでハイエンドカードも余裕。ゲーミングPCには最適のケースだ。アキバのショップスタッフからも支持が高いケースで、自分用に購入したという人も多い

SilverStone「Sugo SG10」
実売価格:約1万7000円

キューブ型のPCケース。容積23リットルながら奥行き180mmまでのATX電源、長さ約330mmまでのビデオカード、高さ165mmまでのCPUクーラーなどが搭載できる拡張性の高さが特徴。フロントに電源ユニットをマウントする設計もユニークだ

SilverStone「SST-ML04B」
実売価格:約1万円

ホームシアター用途に特化したHTPC向けPCケース。フロントは、ヘアライン加工を施したアルミ製の開閉式扉を装備。AVラックに収納した場合でも調和が取れるデザインを採用している。大柄な製品が多いHTPCケースの中にあって、比較的コンパクトなサイズなのがうれしい

アビー「AS Enclosure S9」
実売価格:約3万8000円

独自の新空冷ソリューションILASを採用。左サイドから右サイドへのエアフローを形成することにより、HDDやビデオカードの冷却で熱を帯びた空気をダイレクトに外部へ放出。多くの熱源を抱えるハイエンドマシンを効率的に冷却する。国内産のハエインドな作りもウリ

この機会にMicro ATXでも
十分通用する1台を!

 以上の通り、Micro ATXフォームファクターのHaswell対応マザーボードでも、十分メインマシン用の“板”として通用するのがおわかりいただけただろう。

 6月に発売されたばかりのNVIDIA製GPU「GeForce GTX 760」搭載ビデオカードを始めとした、ミドルレンジ以上の製品を組み合わせれば、強力なゲーミングマシンもできあがる。限られたデスク周りのスペースを有効に使いつつ、妥協のない1台を組むのに外せないのがMicro ATXフォームファクターのマザーボードだ。

ミドルレンジという位置付けながら、最新ゲームも安心してプレイできる性能を誇る「GeForce GTX 760」。メーカーオリジナルモデルが多く、あれこれと購入を検討する段階から楽しめる

 一方で、とにかくコストを抑えた1台を組む際にも必要なのがこのクラスの製品。Haswellの持つ強力なグラフィックス機能を使いつつ安価な1台を組むなら、ミドルレンジ以下の製品から好みのモデルを選択するといいだろう。

 さて次回は、とにかく小さいマシンがほしい人、低消費電力や静音にこだわる人がチョイスするであろうMini-ITX編だ。Mini-ITX対応マザーボードはの数は多くはないが、そのぶん各製品をじっくり吟味していける。パーツ選びで失敗しないためにも、記事を読んで自作ライフに役立ててもらいたい。

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