最後にそれぞれの端末に搭載された細かな独自機能についてチェックしていく。
Xperiaシリーズでは
おなじみの機能が満載
Xperia Zのコンパクト版といった位置づけのXperia Aは、プリインストールアプリや独自機能も、従来のXperiaシリーズを踏襲している印象だ。
まずはディスプレーだが、画面の設定に「モバイルブラビアエンジン2」を用意。明るさやコントラストを自動調整するので、画面の表示がくっきり鮮明になる。
画面設定には「ホワイトバランス調整」という項目もあり、「彩度」と「色相」の調整が可能。ディスプレーの表示を細かく調整したい人にはいいだろう。
画面には海外製端末に多い「スモールアプリ」も表示できる。メモやボイスレコーダー、ブラウザーなどを利用可能だ。XperiaではGoogle Playで新たなスモールアプリを追加できるのも魅力だ。
WALKMANアプリもインストールされているので、ビジュアライザ―での再生、イコライザの調整、「ClearAudio+」「Clear Phase」「xLOUD」「ダイナミックノーマライザー」など音楽プレーヤーの機能も満載だ。またソニーが推しているNFCによるワンタッチ家電連携も、対応機器がある人には便利だろう。
Xperiaをずっと使ってきている人には、目新しさを感じにくいかもしれないが、他メーカーのスマホを使っている人なら、独自性を感じつつ、機能も使いやすいと思えるはずだ。
GALAXY S4には
目新しい独自機能が満載
今回3機種中、もっとも独自機能が多いのはGALAXY S4だろう。すでにGALAXYシリーズではおなじみの機能もあるが、とにかくその種類が多い。
ざっと挙げていくだけでも、画面に指を近付けるだけでアイコンや動画のプレビューが拡大表示される「Sプレビュー」、画面に触れずに、手の動きで画面を操作する「Sジェスチャー」、視線を外すと動画の再生が中断する「スマートポーズ」、本体を傾けると画面がスクロールする「スマートスクロール」、寝転がっても視線を感知して画面が回転しない「スマートローテーション」、視線を外すと画面が消灯する「スマートステイ」がある。
他機種でもよく似た機能が搭載されているが、ここまで盛りだくさんなのはGALAXYらしい。ただし使いやすいかはまた別で、初期設定ではオフの機能も多く、使い方に合わせて設定を有効にしたい。
他に面白いのは「アダプトサウンド」。ヘッドホンの音質を調整する機能で、「ピープー音」を聞き、それが聞こえるかどうか「はい」「いいえ」で答えながら調整するという、他機種には無い機能だ。ヘッドホンごとに調整したり、その人の聴覚に合わせられるので、かなり本気で音にこだわっているようだ。
また「Sヘルス」では、歩数、運動量、食事を管理できる。運動量と食事にはデータベースが用意されているので、カロリー計算もアプリ任せでOK。手軽に健康管理が可能だ。さらにスマホのセンサーを使い、周囲の環境が快適かを判断することもできる。これからの熱中症対策に良さそうだ。
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