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「JAL SKY Wi-Fi」とインドネシアのオタク事情を探る 第1回

空を飛びながらネットに接続

機内ネットサービス「JAL SKY Wi-Fi」は便利すぎる!

2013年07月14日 12時00分更新

文● 伊藤 真広

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カード1枚で、即利用開始!

 離陸して安定した飛行状態となり、客室乗務員から電子機器の利用の許可が出れば「JAL SKY Wi-Fi」は利用可能となる。PCであれば無線LANを利用可能に、スマートフォンの場合には、フライトモードをオンにした状態で“Wi-Fi”をオンにすると、アクセスポイント“Japan Airlines”が見えるので接続する。

アクセスポイント“Japan Airlines”に接続してブラウザを立ち上げると自動的に、ログイン画面へと誘導され、サービス利用のための手続き画面が表示される

 アクセスポイントに接続し、ブラウザを立ち上げると「JAL SKY Wi-Fi」のログイン画面(jal-wifi.com)が表示されるので、支払い方法を決めて、必要事項を記入するだけで、利用登録は完了。その後すぐにインターネット接続が始まる。

支払いのカード情報や必要事項を入力したら利用準備は完了

 なお、1つのIDで接続できる端末は1台のみに制限されており、PCでサービスを利用しながらiPhoneなどでサービスを利用するといった複数接続はできない。

「JAL SKY Wi-Fi」が利用可能になると、画面上には残り利用可能時間が表示される

上りも下りも100Kbps前後
安いホテルのWi-Fi環境に近い

 インターネットに接続が完了したので、早速速度テストを実施しよう。テストを行なった場所はボルネオ島からバラワン島上空の赤道付近。PCでの計測には、“BNR スピードテスト”を、iPhoneでの計測では、速度測定アプリ“SPEEDTEST.NET”を利用した。

ひとまずブラウジングということで、写真が多めのコンパニオン特集記事を開いたが、小さなサイズの画像はスイスイ表示されていく

航空機の現在位置や飛行ルートなどの情報をほぼリアルタイムで表示するウェブサービス「flighradar24.com」で自分が搭乗している機体の飛行ルートもチェック可能

 まず、“BNR スピードテスト”での速度測定だが、上り下りともに連続して3回計測を実施し、その平均値を採用する。各回の測定結果は下の画像を参照してもらうとして、下りの平均速度は107.72Kbps(13.46KB/秒)となった。

3回目の測定で著しく速度が低下してしまったが、下りは平均で100kbps以上の速度となっていた

 測定時にデータロスもかなりあり、速度にばらつきも出たが、3回目を除いて100Kbps以上という、海外の安いホテルでのWi-Fi接続並という速度だった。続いて計測した上りでは平均104.89Kbps(13.11KB/秒)と、こちらも100Kbps以上の速度を記録した。

上りは、下りの平均速度と変わらないくらいの速度が出ていた

 接続をiPhoneに切り替えて、“SPEEDTEST.NET”を起動し、テストを行なってみたところ、PINGの平均は1044msとおよそ1秒。下りの平均は0.6Mbps(75KB/秒)、上りが136Kbps(17KB/秒)という結果になった。

iPhoneアプリ「SPEEDTEST.NET」で出たダウンロード速度はにわかに信じがたい速度で、この結果には疑問を感じた

 さらに、“thinkbroadband”のファイルダウンロードテストを5MBのファイルで実施したところ、ダウンロードにかかった時間は12分15秒で、1秒間の受信量は約7KB、56Kbpsとなった。ただ、速度が安定しないこともあり、それ以上の速度がでていたこともあれば、56kbps以下になることもあった。

5MBのファイルをダウンロードするのにかかった時間は12分16秒。この結果から導き出される速度は60kbps弱ということ

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