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「VAIO Pro 13」「dynabook KIRA V832」「LIFEBOOK UH90/L」を真っ向比較!

ライバル対決!! 当代最強のウルトラブックを決定!(前編)

2013年07月16日 11時00分更新

文● 真島 颯一郎 写真●篠原孝志

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いずれ劣らぬ完成度を誇る3台がエントリー

 前編となる今回は、まずピックアップした3つの製品を紹介していこう。数あるウルトラブックの中から、編集部がセレクトしたモデルは、13.3型の3モデル。ソニーの「VAIO Pro 13」、東芝の「dynabook KIRA V832」、富士通の「LIFEBOOK UL90/L」だ。

 10型前後のモデルに比べるとひと回り大きくなるが、そのぶん画面が大きく作業がしやすい。携帯性、操作性がバランスの良い、13.3型のモデルをセレクトしてみた。なお、ピックアップした製品は、いずれも店頭モデルとなっている。

ソニー「VAIO Pro 13」

 高い剛性を確保しながらも軽量性に優れた素材“UDカーボン”を利用したボディで、13.3型のウルトラブックとしては、ズバ抜けた軽さを実現しているのが特徴。また、本体の形状には六角形構造を取り入れた「ヘキサシェル(Hexa-shell)」デザインを採用。耐衝撃性が高く、堅牢なボディを実現している。CPUには、第4世代インテルCore i5を採用している。

 ディスプレーでは、同社の液晶テレビ「ブラビア」シリーズで使われているバックライトシステム“トリルミナス”をVAIO Pro向けにカスタマイズした「トリルミナスディスプレイ for mobile」を搭載。色再現領域が大幅に向上し、鮮やかな映像を楽しめる。

 13.3型で、屈指の携帯性を誇りながらも、十分なパフォーマンスを備えており、今季リリースされたモデルの中でも、もっとも注目度の高いモデルとして、今回のウルトラブック対決にピックアップしてみた。

 なお、今回紹介したモデルのほかに、カラバリとしてブラックモデルも用意。

VAIO Pro 13(SVP13219CJ)の主な仕様
CPU Core i5-4200U(1.60 GHz)
メモリー 4GB(最大4GB)
ストレージ SSD 128GB
グラフィックス インテル HD グラフィックス 4400(CPUに内蔵)
ディスプレー 13.3型タッチパネル(1920×1080ドット表示)
バッテリー駆動時間 最長約13時間
OS Windows 8 64ビット
サイズ 幅322×奥行き216×高さ12.8~17.2mm
本体重量 約1.06kg
実勢価格 約16万5000円

東芝「dynabook KIRA V832」

 ボディーの底面と側面を一体化した設計の「バスタブ構造」、梁が厚くしっかりとしたキータッチの「フレームレスキーボード」、ねじれやひねりに対する強度が高い「ハニカムリブ構造」など、これまでのモバイルPC開発で蓄積してきたノウハウを凝縮。13.3型ノートPCの中でも、コンパクトなボディを実現している。

 ディスプレーには、2560×1440ドットと超高精細な液晶パネルを採用。出荷前に液晶パネルの色調整を実施しており、製品ごとに最適化された自然な映像を楽しめる。加えて「harman/kardonステレオスピーカー」や「DTS Studio Sound」を搭載しており、映像コンテンツを視聴するには、うってつけの1台だ。

 ほかの2モデルよりも、ひと足早い4月にリリースされたモデルだが、モバイルPCらしからぬ充実したAV機能を備えたモデルとして、今回の対決にチョイスしてみた。

 なお、今回紹介したモデルのほかに、ディスプレーがタッチパネルなしの1366×768ドットとなる下位モデルdynabook KIRA V632/26HSを用意。

dynabook KIRA V832/28HSの主な仕様
CPU Core i5-3337U(1.80GHz)
メモリー 8GB(最大8GB)
ストレージ SSD 128GB
グラフィックス インテル HD グラフィックス 4000(CPUに内蔵)
ディスプレー 13.3型タッチパネル(2560×1440ドット表示)
バッテリー駆動時間 最長約7時間
OS Windows 8 64ビット
サイズ 幅316×奥行き207×高さ9.5~19.8mm
本体重量 約1.35kg
実勢価格 約15万7000円

富士通「LIFEBOOK UH90/L」

 シンプルかつ無駄のないデザインで、かつ強靭な耐久性を誇る“刀”をコンセプトに作り上げられたモバイルPC。液晶パネルに、超高精細&低消費電力の“IGZO”液晶を採用し、14型ながら4K2Kに迫る3200×1800ドット表示を実現。14型モデル随一の映像表示性能を誇る。CPUには最新の第4世代インテルCore i5を採用しており、パフォーマンスの追求にも余念がない。

 また、電子部品の凹凸に合わせてボディ底面素材の厚みを変える“板厚変化工法”や本体側面のボディフレームを二重化した“ねじれ防止構造”などを採り入れた「超圧縮ソリッドコア」設計で、強固な堅牢性を実現。極限までスリム化された本体ながら、気軽に持ち出せる携帯性を備えている。

 圧倒的表示能力を備えたディスプレー、トップクラスの薄さを実現しながら堅牢性を維持したボディ設計など、機能性にこだわった1台として今回の対決にセレクトしてみた。

 なお、今回紹介したモデルのほかに、CPUがCore i5-3337Uで、ディスプレーが1366×768ドット表示となるミドルクラス、CPUにi3をCore i3-3227Uを採用した13.3型のエントリークラスの2モデルも用意。それぞれカラバリ展開をしている。

LIFEBOOK UH90/Lの主な仕様
CPU Core i5-4200U(1.60 GHz)
メモリー 4GB(最大8GB)
ストレージ HDD 500GB
グラフィックス インテル HD グラフィックス 4400(CPUに内蔵)
ディスプレー 14型タッチパネル(3200×1800ドット表示)
バッテリー駆動時間 最長約11.1時間
OS Windows 8 64ビット
サイズ 幅329.9×奥行き229.9×高さ9.2~15.5mm
重量 約1.39kg
実勢価格 約18万円

 以上が、対決に参加する3モデル。いよいよ勝負開始に移るのだが……前編はここで小休止。勝負は次回、中編からスタートする。いずれも当代随一と言えるだけの性能を備え、各社を代表するモデルだけに、白熱した勝負が見込まれる。3モデルの対決に乞うご期待!

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