ノートPCに搭載して実測
続いて、両モデルをマウスコンピューター製ノートPCの標準搭載HDDと換装。OSがインストールされている状態の性能「CrystalDiskMark 3.0.2f」で計測してみた。
なお、テストに使用したノートPCは、「WD5000MPCK」のSFF-8784コネクターに対応していないので、自作PCと同じく変換ケーブルを使って接続。OSを含めて、すべてのデータを丸まるコピーできる「EaseUS Todo Backup」で、HDDを複製して計測を行なっている。
ノートPCテスト環境 | |
---|---|
本体 | マウスコンピューター「m-Book V MB-V800B」 |
CPU | Intel「Core i7-4700MQ」(2.4GHz、4コア/8スレッド) |
メモリー | 8GB(PC12800 DDR3 8GB×1) |
SSD | 500GB(5400rpm、SATA2) |
OS | Windows 8 Pro(64bit) |
実使用時の速度となるOSがインストールされたシステムドライブ利用時を計測すると、両モデルともに若干ダウン。それでもシーケンシャルリード/ライトは100MB/s超えと回転数5400rpmの2.5インチHDDとしては高速で、マウスコンピューターの「m-Book V MB-V800B」が搭載する9.5mm厚2.5インチHDDの東芝製「MQ01ABD050」(5400rpm、8MB)を上回る転送速度になっている。
大容量でお手ごろな価格の
Ultrabookが増えるかも!?
筐体の厚さが21mm以下(液晶14インチモデル)の必要があるUltrabookのストレージデバイスは、高速軽量で搭載スペースが少ないSSDが主流になっているが、薄型、大容量で2.5インチHDDと同レベルの性能になるWestern Digitalの「WD5000MPCK」と「WD10SPCX」の登場で、コストを抑えた容量500GB以上のUltrabookが増える可能性がある。容量重視派のモバイラーは大いに期待しよう。
なお、今回はHDDでの検証となったが、Western DigitalはSSHDでも5mm厚のモデルを発表している。こちらの登場も非常に楽しみだ。
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