ところでEOS 70Dと7D、今買うならどっち!?
さて、EOS 70Dを含め、同社のデジタル一眼レフラインナップは9種類もある。70Dはハイアマチュアモデルだが、そのラインナップだけでも4種類だ。
問題は、上位機種にあたる「EOS 7D」の発売が2009年であること。すでに4年前の機種になっており、実売価格もボディーのみで10万円前後とこなれてきた。
上位機種のほうが安いのなら7Dを買ったほうがいいのでは? と思われる人もいると思う。そこで、ちょっと比較してみよう。
機種名 | EOS 7D | EOS 70D |
---|---|---|
有効画素数 | 1800万画素 | 2020万画素 |
画像処理エンジン | DIGIC 4×2 | DIGIC 5+ |
測距点 | 19点(オールクロスタイプ) | 19点(オールクロスタイプ) |
感度設定 | ISO 100~6400(拡張設定でISO 12800まで) | ISO 100~12800 (拡張設定でISO 25600まで) |
連写速度 | 8コマ/秒 | 7コマ/秒 |
背面液晶 | 3型(92万画素) | 3型(104万画素) バリアングル&タッチパネル |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 |
動画最大解像度 | 1920×1080(フルHD) | 1920×1080(フルHD) |
ファインダー視野率 | 100% | 98% |
記録メディア | CFカード | SDメモリーカード |
防塵・防滴 | ○ | ○ |
無線LAN | × | ○ |
本体サイズ | 幅148.2×奥行73.5×高さ110.7mm | 幅139×奥行78.5×高さ104.3mm |
重量(本体のみ) | 820g | 675g |
記事掲載当初、EOS 7Dのみが防塵・防滴仕様と表記しておりましたが、正しくはEOS 70Dも防塵・防滴仕様です。お詫びして、訂正いたします(2013年7月3日)
APS-Cサイズのセンサーを採用するのは同じ。解像度は70Dのほうが高い。また、ISO感度も7DがISO 6400までなのに対して、70DはIS 12800(拡張設定でISO 25600)まで設定できる。
70Dは無線LAN内蔵でスマホからのリモートコントロールに対応する上、背面液晶は可変型&タッチパネルであり、本体サイズ/重量も小さく、軽い。そして新型の撮像素子は高速AFがウリである。
つまり、機能面や操作性では70Dに軍配が上がるのだが、7Dは秒間8コマの連写が可能(70Dは7コマ)なほか、光学ファインダーの視野率も上下左右で100%だ。
ちなみに、記録媒体は70DがSDメモリーカードなのに対して、7DはCFカードとなっている。SDメモリーカードスロットにCFは入らないが、CFカードスロットには(アダプターを介して)SDメモリーカードも挿入できる、という意味では7Dのほうが汎用性は高いのかもしれない。